(※写真はイメージです/PIXTA)

すべての仕事は、「作業」と「スキル」の2つに分けられます。「作業」と「スキル」は違うことを念頭に置いておくだけでも、部下指導がスムーズになり、ストレスが減っていくはずです。エグゼクティブコーチの大平信孝氏が著書『部下は動かすな。』(すばる舎)で解説します。

リーダシップは「別の未来を予感させる」こと

■リーダー自身が行きたい未来に指をさす

 

「リーダーシップやマネジメントについて、教えてもらったことがない」

 

という相談をときどき受けることがありますが、実は、そんなことはありません。

 

仕事をしてきた方は、必ず「上司から」マネジメントやリーダーシップを受けてきたからです。

 

つまり、「上司から自分が受けたいい影響」は真似していけばいいし、「これが嫌だった」という経験は反面教師として活用すればいいわけです。こういう話をすると、

 

「そういえば、今の上司がまさに理想でした」
「新入社員のときにお世話になった上司が見本です」
「事細かにマイクロマネジメントされて嫌だった経験を思い出しました」

 

といったように、リーダーシップを発揮するためのヒントを思い出す方が多いです。

 

ぜひ、今までのよかった経験も嫌だった経験も、リソースとしてフル活用してくだ
さい。

 

■「別の未来を予感させる」のがリーダー

 

部下自ら動くようになる秘訣は、上司がリーダーシップを発揮することです。

 

ここでいうリーターシップとは、「別の未来を予感させる」こと。未来やゴールのイメージを部下と共有できる人がリーダーなのです。

 

・最近チームの雰囲気が少々落ち込み気味
・疲れているメンバーが多い
・先行きが不透明で不安心理が強い

 

そんなときリーダーであるあなたは戸惑いを隠せないかもしれません。

 

当然です。通常通りということは少なく、舵取りも難しいでしょう。

 

コロナ禍が長期化したことで今まで普通にできたことが制限され、フラストレーションはたまるばかり。

 

そんな状況下で「方向性を示す」ことがリーダーの大事な役割のひとつです。

 

もちろん、不安に向き合い、徹底したリスク管理をすることも重要です。

 

でも、それにも増して重要なのが「希望の未来を描く」 こと。

 

防戦一方になるのではなく、不安な気持ちやネガティブな流れに抗うようによき未来を描くのです。

 

リーダー向け研修でも「過去と未来は綱引きをしている」という話をよくします。行きたい未来に指をさす。

 

「ここに行く!」とコミットしているリーダーに人はついていきます。

 

しかも行きたい未来に指をさしているリーダーは魅力的で、周りから応援されます。

 

なぜなら、そういったリーダーの目には「別の未来」が見えているからです。

 

もちろんまだリアルにはなっていないかもしれません。でも、希望の未来の実現をイメージして一歩一歩近づいていく、その姿は何にも増して魅力的です。

 

行動を積み重ねることで現実も動いていきます。リーダーが淀みなく行きたい未来に指をさし進んでいく結果、ついていくメンバーも今の延長線上にはない「違う未来」を感じるようになってきます。

 

この新しい流れ・新しい空気感・ムーブメントを創造していけるリーダーになるためにも、まず、行きたい未来に指をさしてみましょう。

 

描きやすい未来を構想してみることから始めてみましょう。

 

それは、半年後でも、1年後でも、3年後でもかまいません。

 

ぜひ希望の未来を描き、その未来に対して「行くぞ!」と淀みなく指をさしてみてください。足取り軽く、進んでいける、自然体でリーダーシップを発揮しているあなたが出現するはずです。

 

大平信孝
株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役

 

 

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    ※本連載は、大平信孝氏の書籍『部下は動かすな。』(すばる舎)から一部を抜粋し、再編集したものです。

    部下は動かすな。

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    大平 信孝

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