(※写真はイメージです/PIXTA)

米国を本拠とする国際的なマーケティングリサーチカンパニー、J.D. パワー(ジェイ・ディー・パワー)より、2022年のファイナンシャルアドバイザーの満足度ランキングが発表されました。

米国ファイナンシャル・アドバイザー満足度ランキング

J.D. パワーは、 「J.D. パワー2022年米国ファイナンシャル・アドバイザー満足度調査SM」の結果を発表した。ランキングは以下の通り。

 

【従業員アドバイザー(Employee)部門】

 

第1位:Edward Jones(エドワード・ジョーンズ)(876ポイント、13回目の1位)

第2位:Stifel(スタイフェル)(872ポイント)

第3位:Raymond James & Associates(レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエイツ)(863ポイント)

 

【独立系アドバイザー(Independent)部門】

 

第1位:Commonwealth(コモンウェルス)(918ポイント、9回連続の1位)

第2位:Raymond James Financial Services(レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャル・サービシズ)(842ポイント)

第3位:Ameriprise(アメリプライズ)(821ポイント)

 

本調査は、年に1回、証券会社に所属した「従業員アドバイザー(Employee)」と、証券会社と提携しているものの独立した「独立系アドバイザー(Independent)」の2部門に分け、6つのファクターに基づいてファイナンシャル・アドバイザーの証券会社に対する満足度を測定している。

証券会社の「人材問題」…コロナ禍で悪化

エドワード・ジョーンズ、コモンウェルスが各部門で首位

証券会社が新たな人材を獲得するためには会社に対する満足度・ロイヤルティが最も高いアドバイザーが必要である。

 

「大退職時代」の大量離職が全国的な現象となるずっと以前から、証券会社はファイナンシャル・アドバイザーの退職を抑え、新しい人材を獲得することに苦労していた。

 

本調査によると、テクノロジーと新型コロナウイルス流行による混乱が相まってこの課題はさらに悪化し、ワイヤーハウス(※)に所属した従業員アドバイザーの 15%、独立系アドバイザーの7%が今後2年間に会社を辞めるリスクがあると分類された。

※個人向け証券業を営む大手証券会社。本調査ではメリル、モルガン・スタンレー、UBS、ウェルス・ファーゴを指す。

 

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