小規模M&Aは短期間でクロージング
■M&Aプラットフォームは小規模M&Aをサポート
M&Aプラットフォームは、譲渡したい会社や事業を匿名で掲載し、買い手候補を募ることができるサービスです。その際は、買い手候補とのマッチングだけではありません。秘密保持契約書の差入れや質疑応答など、M&Aを行ううえで必要な作業のほとんどがオンラインで完結するのが、大きな特徴です。
一般的なM&Aの進め方のようにきめ細やかなサービスはありませんが、サービスにアクセスして登録を行い、気になる案件があれば手軽に交渉を進めることができます。成約までに要する時間も短くなるのが強みで、3~4か月でクロージングするケースもあるほどです。
専門家がサポートするM&A仲介会社では1年ほどかかりますから、これも圧倒的な優位性といえるでしょう。
いずれにしても、M&Aプラットフォームが意識しているのは、売買価格2億円未満である中規模以下のM&A案件と言えるでしょう。当然ながら、大手企業が利用することもできますが、基本的に大規模案件はフルサービスを提供する事業に任せておき、事業承継の相手探しに困っている中小企業の支援をメインに行いたいというスタンスです。
当社「M&Aナビ」がこれまで掲載した案件も、対象会社の売上規模は5000万円未満が過半数を占めていて、3割近くの売上規模は1000万円以下でした。このように、小規模案件を扱うことができるのも、M&Aプラットフォームの強みです。