※画像はイメージです/PIXTA

老人ホームなどの高齢者施設にはさまざまな種類があり、入居を検討する人たちの事情もさまざま。入居条件や提供されるサービスも異なるので、適切なものを選びたいものです。施設選びの悩み・疑問に、老人ホーム選びのコンシェルジュが回答します。※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

金額が高い=良い施設なのでしょうか?

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質問:要支援の認定を受けた母のために老人ホームを探していますが、料金がピンキリで悩んでいます。これまでの生活水準を落とさず、できるだけ快適に過ごさせてあげたいとは思います。資産に余裕はありますが、金額が高いほど良い施設と考えていいのでしょうか。

 

回答:老人ホームの費用は、入居時にかかる初期費用と、毎月必要になる費用のふたつを考えておく必要があります。いずれも老人ホームのタイプによって異なりますが、高ければ高いほど、好立地で部屋は広く、設備、スタッフの手厚さ、食事のグレードなども充実すると考えて良いでしょう。ただし「料金=満足度」とは限りません。本人の要望にマッチしていないと金額に見合った心地良さを得られない場合もあります。

初期費用が0円と数千万円、この差は何?

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入居一時金は、家賃(全額、または一部)の前払いに相当するもの。入居一時金から、一定期間の家賃や経費が充当されるイメージです。そのため、入居時の年齢が若いほど、入居一時金は高くなる傾向にあります。

 

何らかの理由で老人ホームを退去する場合には、残りの入居一時金は返金されますが、初期償却として「入居一時金の10~30%程度」が差し引かれる点は気をつけておきたいところです。

 

入居一時金を0円と設定している場合には、当然ですが毎月支払う額は増えます。一定年数入居するなら入居金を支払うほうがリーズナブルになりますが、入居一時金のメリットとデメリットを検討したほうが良いでしょう。

月々にかかる費用の内訳

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月々の支払いに含まれるものは、居住費(家賃)、食費、管理費がメインです。水道光熱費が自己負担になるところもあります。これに、個々の介護度によって、サービスを受けるための費用が加算されます。要介護の度合いによって、自己負担金が変わるので個々に発生する金額は異なります。また、医師や看護師の診察、治療、医薬品などの医療費は個人で支払うことになります。

 

各施設が有料で行うサービスもあります。買い物代行や理髪、レクレーション、アクティビティなど、受けたいサービスを想定して、介護度に照らし合わせた上で月にかかる料金の予想を立てておく必要があります。

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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