※画像はイメージです/PIXTA

老人ホームなどの高齢者施設にはさまざまな種類があり、入居を検討する人たちの事情もさまざま。入居条件や提供されるサービスも異なるので、適切なものを選びたいものです。施設選びの悩み・疑問に、老人ホーム選びのコンシェルジュが回答します。※プライバシーに配慮し、実際の事例と変えている部分があります。

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質問者様のように、これまで裕福な生活をされてきた場合には「住宅型有料老人ホーム」や「介護付き有料老人ホーム」などをおすすめします。設備やスタッフの数、個室の広さや立地など、高級志向のホームが多く、選択の幅が広いからです。

 

2種類の大きな違いは、介護サービスの受け方にあります。

 

「住宅型有料老人ホーム」では介護サービスは自ら選択することができます。これまで利用していたデイサービスや訪問介護などを継続しても構いません。ただし、介護サービスはホームの月額利用料には含まれないので、別途自身で支払っていく必要があります。なかには介護サービスの事業所が隣接されているホームもあり、介護が必要になれば全面的にフォローしてくれるケースもあります。

 

「介護付有料老人ホーム」は生活に関わること、そして介護についてのほとんどをホーム内で解決できます。特定施設入居者生活介護の指定を受けており、介護に関わる設備は充実していますし、24時間看護師常駐のホームもあります(全ホームが24時間看護師常駐というわけではありません)。入浴や排せつ、食事の介助などの介護サービスは原則1割(所得によっては2~3割)負担します。

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高級志向の老人ホームでは、有料サービスがたくさん用意されています。コンシェルジュが生活全般をサポートしてくれたり、旅行のアテンドや観劇などの外部アクティブの予約など、外出のサポートをしてくれたりするところもあります。

 

また、館内にプール、温泉、フィットネスジム、アトリエ、プールバーなどの設備があり、入居者の毎日の生活を潤しているのも事実です。

 

資産に余裕があるのでしたら、提示されている料金に左右されるよりも、入居される人がどのような生活を送りたいか、また介護が必要になった際の体制はどのようになっているかなどを基準に検討すると後悔は少ないかもしれません。「高級志向」をうたう老人ホームは数多くありますが、本当に必要なサービスの提供を求められるかの判断は難しいところもあります。家族だけで決めかねている場合には、老人ホーム探しのプロに相談すると良いでしょう。

 

 

脇 俊介
MY介護の広場 老人ホームを探す マネジャー

 

 

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本連載は、株式会社パセリが運営する「MY介護の広場 老人ホームを探す『高級老人ホーム特集』」内の記事を転載・再編集したものです。

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