(※写真はイメージです/PIXTA)

医師の近藤靖子氏が、「シニア世代を健康かつ快適に過ごすために、50代や60代前半の生活のうちに気をつけたいこと」として、自身も実践する「とても簡単なダイエット法」について解説していきます。

簡単に始められて一石三鳥!医師も実践のダイエット法

私はこの数年間とても簡単なダイエット法を実践していますが、効果的にそして自然に体重を減らすことができます。私は特に苦痛に感じることもなく、6ヵ月ほどで体重を5kg減らせました。

 

方法はと言うと、炭水化物を食事の最後に食べるというものです。とても簡単ではありませんか。

 

このダイエット法は、体重を減らすだけではなく、糖尿病になるのを防いだり、糖尿病のコントロールを良くする効果もあると言われており、一石二鳥も三鳥もあります。

 

これまで、健康な人向け、もしくは糖尿病の治療に使われるダイエットは、大抵、摂取する総カロリーや炭水化物を制限する方法でした。

 

ところが、そういう方法はリバウンドがあったり、禁じられている炭水化物をとても食べたくなったりして、継続するのがかなり困難です。

 

従って、炭水化物をあとで食べるダイエットを聞いた時、私はすぐさま飛びつきました。うまくいくかどうかはわからなかったものの、とても簡単に始められそうだったからです。

 

このダイエットでは、食事の際にまず野菜を食べ、次に肉や魚などの蛋白質を食べます。そして、ごはんなどの炭水化物を最後に食べます。

 

いくつかの研究によると、炭水化物をあとで食べるほうが、最初に食べる場合と比べて、食後の血糖値の上昇がよりゆっくりとなり、程度もより穏やかになり、その結果として糖尿病を予防したり治療したりできるそうです。

 

医学的な見地からは、血糖値の変動幅が小さくなると、血管を障害から防ぐ効果があり、従って将来的な脳血管障害や心血管障害へのリスクも下がるということです。

 

では、どうして炭水化物をあとで食べるダイエットでは、食後の血糖値の上昇がゆっくりと穏やかになるのでしょうか?

次ページあとで食べると「血糖値の上昇が穏やかになる」ワケ

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『認知症のリアル 時をかけるおばあさんたち』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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