(※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

 

■債券市場では、各国の利回りはまちまちの動きとなりました。米国では、4月の雇用統計が市場予想を上回ったことで、国債利回りは一時3.1%台まで上昇したものの、その後は金融引き締めの加速により景気が後退するとの懸念が高まり、国債利回りは月間では低下しました。欧州では、欧州中央銀行(ECB)の利上げ観測が高まったことなどから、国債利回りは上昇しました。

 

■株式市場では、配当利回りは世界的に小幅ながら上昇しました。月前半は米国での金融引き締め加速による景気後退懸念などから株価は軟調でした。その後は中国・上海での都市封鎖(ロックダウン)が解除される見通しとなったことなどでリスク回避姿勢が後退し、月間では株価はほぼ横ばいでした。こうした中、米国や日本では配当の支払いが増加し、株式の配当利回りは小幅ながら上昇しました。

 

■リート市場では、各国の配当利回りはまちまちの動きとなりました。米国や欧州、豪州では、中央銀行が利上げに積極的な姿勢を示したことから、長期金利の上昇や景気悪化を懸念して、リート価格が下落し、配当利回りが上昇しました。一方、日本では訪日外国人の受け入れ期待からリート価格が上昇し、配当利回りは低下しました。

 

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『利上げと景気後退を懸念して、主要資産の利回りはまちまち/主要な資産の利回り比較(2022年5月)』を参照)。

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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