同じ専業主婦でも…サラリーマンと自営業、「夫婦の年金額」の開きに愕然【税理士が解説】 ※写真はイメージです/PIXTA

私たちの最大の関心事である老後資金の問題。最大の財源は「公的年金」です。これには、国民年金保険と厚生年金保険があります。今回は、これらの年金の受給要件、保険料と年金額について、生徒&先生の質疑応答形式で、専門家が平易に説明します。

公的年金は「老齢年金・障害年金・遺族年金」の3種類

生徒:少し前、「老後2,000万円問題」が騒がれましたが、私たち世代の年金が今よりも少なくなると足りなくなることが問題となっているようです。私たちの老後は、年金だけで生活できるのでしょうか?

 

先生:それは、若いときにどのような働き方をするかによって決まるね。今日は、公的年金制度について確認しておこうか。

 

生徒:ぜひお願いします!

 

先生:公的年金は、年老いたときやいざというときには、働いている世代みんなで支え合おうという考えで作られた制度なんだ。若いときに加入して保険料を納め続けることで、年をとったときや、病気やケガで障害が残ったとき、家族の働き手が亡くなったときに、年金を受け取ることができるんだね。

 

生徒:なるほど、年金をもらうことができれば、働けなくなったときでも生活できますね。

 

先生:そうだね。この公的年金には、「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」の3種類があるけれど、私たちにとっていちばん関心があるものは、老齢年金だよね。

 

生徒:そうですね。老齢年金は、老後に私たち全員がもらうお金ですからね。

 

先生:いずれの年金にも共通するけれど、国民年金と厚生年金の2つがあるんだ。国民年金は自営業者と会社員の奥さんで専業主婦だった人、厚生年金は会社員の年金だと覚えいておいたらいいよ。正確に言うと、会社員は国民年金と厚生年金の両方をもらえるんだけどね。制度上は、「第1号被保険者」「第2号被保険者」、そして「第3号被保険者」の3つに分けられているんだ。

 

[図表1]

 

生徒:私は卒業したら会社に就職する予定なので、厚生年金を受け取ることになるということですね。

 

先生:そうだね。ただし、会社を退職して自営業者になるかもしれないよね。国民年金のことを「基礎年金」といって、20歳以上60歳未満の全員が対象となるんだ。「基礎年金番号」というものが付けられるんだね。会社員だけは、年齢制限が無いから、19歳で就職すれば加入することができるし、61歳になって正社員として会社に勤務を続けていれば、加入し続けることができるんだ。

 

★公的年金制度の全体についてこちらをチェック!

国民年金と厚生年金の仕組み 被保険者の区分・受給期間・金額について解説

あなたにオススメのセミナー

    吉岡マネジメント・グループ
    税理士法人日本会計グループ 代表社員・理事長

    全国展開する9事務所、所属税理士25名を率いる理事長として、吉岡マネジメント・グループの税理士業務を統括。法人税務、個人・資産税、経営指導、人事労務まで、経営コンサルティング部門、社会保険労務士、公認会計士と連携して、お客様の様々なニーズにワンストップで対応する。特に、開業医師や医療法人の顧問税理士として、日本で最大規模の顧客数を誇る。

    現在、資産税部門のサービス強化に注力しており、相続税申告だけでなく、相続生前対策、事業承継・M&A、不動産投資などの資産税コンサルティングを提供するとともに、数多くのセミナーに講師として登壇。会計・税務・経営・財務のプロフェッショナルとして、お客様のニーズを適切に把握し、最適な解決策を提供すること、そして、お客様の利益最大化を追求することを心がけている。

    著者紹介

    連載税務のプロフェッショナルが解説!これからの日本に暮らす人のファイナンシャル・プランニング

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    登録していただいた方の中から
    毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
    TOPへ