新型コロナ禍によって外出自粛で“プチペットブーム”だともいわれている。ペットとの生活に癒しを求めたり、家族内でのコミュニケーションを深めている。少子高齢化の日本では、家族の一員、我が子同然のように、生活をともにする飼い主も多く、ペットとの関わりはより強くなっている。2022年3月、農林水産省が獣医師国家試験の大学別合格発表をした。ペットのお医者さんはどんな人が目指しているのか。

獣医師の仕事場はやっぱり動物病院だった

意外と知られていない獣医師の実像を明らかにしてみよう。

 

農林水産省統計の「令和2年獣医師の届出状況」(獣医師数)によると、全国の獣医師の総数は4万251人。

 

獣医事に従事する獣医師3万5855人の内訳は、国家公務員525人(1.3%)、都道府県職員6889人(17.1%)、市町村職員2067人(5.1%)、民間・団体職員7825人(19.4%)、個人診療施設(犬猫病院等)1万8401人(45.7%)、その他148人(0.3%)。獣医事に従事しない人4396人(10.9%)だ。

 

最も獣医師が多いのは東京都の4661人、次いで北海道3468ん人、神奈川県2953人、千葉県2012人、埼玉県1795人。人口10万人あたりの獣医師数でみると趣を異にして、畜産が盛んな鹿児島県、北海道、宮崎県が上位を占める。

 

気になる獣医師の給料はどうか。

 

「令和3年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)によると、獣医師の平均月収は、男性で平均月収は44.2万円、年間ボーナスが100.6万円、年収では632.1万円です。女性の場合、平均月収は39.9万円、年間ボーナスが55.4万円、年収では534.6万円という結果でした。年収の男女差は、男性の方が高くなっている。

 

獣医師は専門性の高い職業であり、医療に携わる仕事なので給与が高いイメージがあるが、特に動物病院で働く獣医師は診療時間外に手術をしたり、動物の容体によって急に対応が必要になったりと、勤務時間が長く変則的になる傾向がある。さらに、気力、体力ともにハードな仕事なので、「給料は決して高いとは言えない」と感じている人も多いという。

 

獣医師の就職先は動物病院、動物園などの施設、製薬会社などの民間企業だけではなく、国家公務員、地方公務員として働くケースや開業医として自分で動物病院を経営するケースなど幅広いため、どのような働き方をするかによって収入に差がある。

 

GGO編集部

 

 

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