「POファイナンスⓇ」なら採択確定ですぐ現金化が可能
大塚 その後、「J-LODlive2」より弊社の「POファイナンスⓇ」(※)をご活用いただくことになりました。最初は貴省からお問い合わせをいただきましたが、どのような経緯だったのでしょうか。
※ POファイナンスとは、受発注(=Purchase Order)に基づく資金調達を行うという意味で、主にアメリカで発展してきた商流に基づくファイナンス手法。特許(第6140909号、 第6427247号、第6550518号)及び商標登録番号第5810173号を取得済
高木 概算払いが最善の解ではないとなったあとも、補助金を受け取る事業者の資金繰り改善のためになにか方法がないか、課内でいろいろ議論していたなかで、中小企業庁の「ものづくり補助金」において「POファイナンスⓇ」を使ったつなぎ融資があるという話を聞きました。そこで、補助金の採択が確定したことを譲渡担保として金融機関から融資を受けられるようにすれば、一種のつなぎ融資としてファイナンスできるのではないかと考えたのです。
大塚 「POファイナンスⓇ」はもともと、企業間での取引において、「大手企業から下請け企業に対する発注を電子記録債権化し、それを譲渡担保として金融機関が審査のうえ融資を行う」という新しい金融スキームです。ただ、そのためにはあらかじめ、発注側の大手企業の同意を得ることと、金融機関の理解を得ることが必要になります。
数年前からは、この金融スキームを公的な補助金や助成金においても活用するようになりました。当社では補助金を対象とした場合、「補助金対応POファイナンス」と呼んでいます。「補助金対応POファイナンス」では、補助金の申請が採択された事業者から当社が委託を受け、決定通知を電子記録債権化します。
金融機関はこれを担保に融資を行い、事業者のみなさんは公演実施の前に経費の支払い等にあてることができるわけです。
大塚 ところで、これまでJ-LOD補助金での「POファイナンスⓇ」の利用件数はどうなっていますでしょうか。
羽鳥 「J-LODlive2」の開催支援について、2022年2月末では8社36件(36公演)です。金額としては4億6,700万円で、1件あたり平均1,000万円強となっています。「J-LOD(3)」については申請受付が始まったところであり、これからですね。
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