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朝ドラが連日トレンド入りの異常事態
朝ドラの愛称で親しまれる、NHKの連続テレビ小説。『おしん』の50%超を筆頭に高視聴率の象徴というイメージが強いですが、昨今は20%を割る作品も少なくありません(もちろん他の番組に比べれば、20%弱の数字を出せているだけでも十分立派なのですが……)。
2021年度後期作品『カムカムエヴリバディ』が間もなく最終回を迎えますが、視聴率は18%前後に留まり、20%を超えることは最後までなさそうです。
が、この作品、SNSでのBuzz(バズ)られ率がとんでもないことになっています。
■OA直後から複数の関連ワードがバズる
Yahoo!に「話題のキーワード」というサービスがあることは、ご存じだと思います。
2007年から提供されており、Twitterで盛り上がっている検索キーワードとその検索回数の集計結果を一覧にし、随時更新しています。この一覧にランクインすると「トレンド入り」と称され、さらに注目度が高まるのです。
テレビでは「トレンドワードランキング」を毎日紹介している情報番組も少なくありませんし、バラエティ番組のネタ元として活用されてもいます。
広報担当者であれば、プレスリリース配信時には何としても「トレンド入り」を果たしたいところでしょう。
それが、『カムカムエヴリバディ』(以下『カムカム~』)はOA直後から関連キーワードが複数個ランクインする現象が番組スタート時からずっと続いています。元々朝ドラは「トレンド入り」の常連ではあるのです。ただ、『カムカム~』は話題になる頻度が尋常ではなく、注目せざるを得ません。
■バズられるメリット
バズられるメリットについて整理しておきましょう。
基本的にネガティブな話題ではないことが前提ですが……。
①新規ファンや顧客の獲得
②フォロワー数の増加
③顧客との信頼関係が高まる
このような効果があるとされています。
■バズられるにはどうすればいい?
TwitterやInstagramでバズられるにはどのような投稿をしたらいいのか、整理してみました。
①テーマが誰にでも(あるいは注目してもらいたい層にとって)身近であること。いわゆる自分ゴト化させるような話題。
②広告・宣伝色がない投稿。
③意外性のある内容。
④有益性がある内容。
⑤議論になりやすい話題。
⑥エンターテインメント性がある。
というような要素に大別できるのではないでしょうか。
シンプルですが極力簡潔に分類しました。
では、それらを現在OA中の朝ドラ『カムカム~』に即して考えてみます。