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不安を煽るようなことばかりをいいましたが、裏を返せば、私立の問題の対策をしっかりと行っているのなら、大手予備校の実施する「模試の判定」は、そこまで悲観材料ではないということです。
どうしても、子どもも保護者も絶望してしまいがちですが、必要以上に振り回される必要はありません。
対応さえできているなら、あとは「記述式が得意か、マークシート方式が得意か」、これは議論のあるところですが「浪人年数」「男女の合格割合」での入学差別は本当に大丈夫か、地方大学の医学部であれば「学科は通っても、補欠になった場合に繰上げる可能性はどうか」など、さまざまな状況を分析し、出願校を選ぶだけです。
※ ただ実際は、この選び方にもコツがあります。たとえば今年度マスコミを賑わせた日本大学では、2月1日の1期の志願者は前年比の61.5%(大学公表)まで落ち込みましたが(それでも22.8倍〔定員/志願者〕あります)、それを受けてか、3月4日の2期の試験では志願者が殺到し、75.8倍(定員/志願者)まで膨れ上がりました。1期から受けていれば合格通知を手にできた人もいたかもしれません。
たとえ大手予備校の模試の判定を見て、焦って志望校のランクを下げたとしても、問題を作成する先生の人数が限られることの多い私立大学医学部では、大学ごとの問題のクセを知らなければ、結果にはつながりません。
受験生や保護者は、大手の「模試の結果」だけに囚われてはいけない、と今一度心に留めておきましょう。
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わが子は「医学部受験」「浪人」に向いているのか…?
大学入学は、人生における重要なターニングポイントのひとつです。親として、子が「本気で医者になりたいと考えていて、本当に医学部や受験に向いているのか?」についてはしっかり見極めてあげたいものです。
そこで、「絶対医学部に入りたい!」という強い意志を持っているか、なぜ医学部に行きたいのかという問いに対して、理論的にしっかりと答えられるかどうかを確認しましょう。明確な目的意識を持って1年間頑張れるかを見極めることが大切です。
また、なぜ不合格になってしまったか、さらには自分の弱点について分析できているかどうかについても確認が必要です。