前回は、再生可能エネルギーの持つ「付加価値」について説明しました。今回は、太陽光発電投資で何より重要となる「利回り発想」について見ていきます。

「収益性への意識」を徹底的に持つ

時代の流れに見合ったノウハウ――それは、どのようなものでしょうか。

 

何より重要なのは、利回りの発想に立って物事を判断することです。これは、太陽光発電事業で言えば、採算性を厳しく問うことと共通しています。

 

太陽光発電投資では、投資ですから、事業で言えば採算性にあたる収益性を利回りで判断すべきということです。

 

当たり前のように思えるかもしれませんが、このことが案外、徹底していないのです。固定価格買取制度の買取価格が下がってきたことで太陽光発電投資の旨みがなくなったという見方にしても、そうです。売電によって得られる収入にしか目を向けない、不十分な見方と言うことができます。

失敗しないための2つの原則とは!?

利回り発想に立ってなおかつ目指したいのは、一つは、売電収入をできるだけ確保すること、そしてもう一つは、太陽光発電システムの設置費用を主とする初期投資額をできるだけ抑えることです。

 

ともに、利回りをできるだけ高めようという考え方です。これは、以前に挙げた失敗しないための原則のうちの2つ「収益アップに努める」と「高値買いしない」とも重なります。いまの時代、この2つが重要度を増しています。

 

まず売電収入をできるだけ確保すること。そのために投資家ができるのは、売電収入のもとになる発電量をできるだけ確保することです。

 

それには、どのような場合に太陽光発電の発電量が多くなるのかという基本をあらためて認識しておく必要があります。

本連載は、2015年10月28日刊行の書籍『「マンション経営」よりラクで、確実に儲かる!太陽光発電投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「マンション経営」よりラクで、確実に儲かる! 太陽光発電投資

「マンション経営」よりラクで、確実に儲かる! 太陽光発電投資

松田 貴道

幻冬舎メディアコンサルティング

電力会社の買い取り価格の単価がこの3年で約3割も下がり、最近では「太陽光発電はもう儲からない」と言われるようになってきました。しかし、投資額を抑えたり発電量を確保することで、投資利回りを下げずに済みます。やり方次…

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