今回は、築古物件を蘇らせた様々なリノベーション事例を紹介します。※本連載は、佐久川靖行氏の新刊で、2015年8月に刊行された『「出口」から考える賃貸経営の収益改善計画』(カナリアコミュニケーションズ)の中から一部を抜粋し、賃貸経営としてのリフォームの考え方を紹介します。

収益構造のリノベーションで入居者のニーズを捉える

前回の続きです。

 

今回は、色々なパターンのリノベーションをご紹介します。部屋のデザインやリノベーションではなく、収益構造のリノベーションを行う事で、入居者のニーズに合う物件にした事例を見ていきましょう。

 

<3年間空室の店舗>

 

[写真1]リノベーション前

 

[写真2]プラン作成

 

[写真3]リノベーション後

 

<戦前に建築された元質屋>

 

[写真4]リノベーション前

 

[写真5]リノベーション後

 

<間取りも古くなった3DKの物件>

 

給湯設備やシャワーもなく、設備を新しくするだけで300万円以上必要と言われて悩んでいたところ、ターゲットを変更して大胆な1LDKに。

 

[写真6]リノベーション前

 

[写真7]リノベーション後

 

<築30年以上の1DK>

 

[写真8]リノベーション前

 

[写真9]リノベーション後

「4要素」を理解している業者にリノベーションを依頼

と、このように賃貸経営におけるリノベーションというのは、あくまで収益改善を目的に行う事を言います。収益改善のリノベーションのためには、

 

①ターゲットを決める

②取れる家賃を決める

③逆算してコストを決める

④リノベーション

 

というように4つのステップを検討するのが良いと思います。

 

これらを成功させるためには、「入居者ニーズ」「施工内容」「デザイン」「費用対効果」それぞれの4つの要素を包括的に考える必要があります。この4要素を本当に現場レベルで理解している業者様に依頼されると、リノベーションは無駄金にならないでしょう。

本連載は、2015年8月25日刊行の書籍『「出口」から考える賃貸経営の収益改善計画』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「出口」から考える 賃貸経営の収益改善計画

「出口」から考える 賃貸経営の収益改善計画

佐久川 靖行

カナリアコミュニケーションズ

今、お悩みの家主さんへ… 空室に困っていませんか? リフォームするかどうか迷っていませんか? 下がり続ける家賃に困惑していませんか? 人口減少時代、これからますます厳しくなる賃貸経営。しかし、考え方を変えること…

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