空室続きの部屋がターゲットにしていたのは・・・
前回の続きです。今回は、部屋のデザインやリノベーションではなく、収益構造のリノベーションを行う事で、入居者のニーズに合う物件にした事例を見ていきます。
<現在の物件の状況>
ターゲット・・・生活保護家族・高齢者
家賃・・・5万円
部屋の広さ・・・45㎡
部屋のタイプ・・・2LDKと2DK
状況・・・3年間空室のまま
[写真1]リノベーション前
女性一人暮らし、DINKS向けの物件に変更
こちらのお部屋をリノベーションするとして、
①ターゲット(出口)を考える
ターゲットを、30代~40代女性一人暮らし又はDINKS(Double Income, NoKids、子供をつくらない共働きの夫婦)に変更
②経費か投資か考える
投資をし、収益力アップを図る
③コンセプト(リフォーム内容)を考える
2LDK⇒1LDKへ間取りを変更。ペットもOKに。白を基調としたイメージで、キッチンも大きめのものを採用
ここから逆算して、リノベーションコストを決めて施工に入ります。そうすると、まさに入居者ニーズと費用対効果のバランスが取れた物件が出来上がりますので、すぐに入居者も決まることとなるでしょう。
[写真2]リノベーション後
次回は、色々なパターンのリノベーションをご紹介します。