オンラインの時代がやってきた
ライフネット生命の創業から、約16年。ネット上で契約できる保険会社が増えてきました。とくに、新型コロナウイルスは、保険のあり方や相談方法にも大きな影響があったといえるでしょう。
これまでは、保険会社や保険ショップの営業員と話しながら、商品を選んだのですが、「オンライン」で相談から契約まで完結する時代がやってきました。2020年からオンライン専用の保険相談会社も新しくできています。
いずれにしても、相談方法による違いはありませんが、対面のほうが相手に親近感を覚えやすい面があります。
では、AIに相談したらどうでしょうか? ドコモと東京海上日動火災保険は、「AIほけん」を運営。このサービスは、簡単な質問への回答と、登録済みのプロフィールや、各種サービスの利用状況などに基づき、AIが11種類の保険・サービスから商品を提案してくれます。
私が勧められたのは、「傷害保険」「損害賠償保険」「持ち物保険(持ち物の盗難や破損)」「がん保険」「介護保険」の5種類。保障額が小さいので、保険料は全部で4430円でした。しかし、加入中の商品との重複を把握できませんし、「この人は保険はいらない」という選択肢はないでしょう。
保険証券をアプリで管理できる
みなさんは加入中の保険をどのように管理していますか? 家族全員がどんな保険に入っているのか、詳しくは覚えていない人がほとんどではないでしょうか。保険証券管理アプリ「GOESWELL」は、アプリ上で、保険を一元管理。その保険に加入した目的や、何が不足しているかなどをビジュアルで確認することができます。さらに、保険期間や保険料も一括で把握できるため、家計管理にも有効だといえるでしょう。家族間で情報を共有することで、いざというときに慌てなくても大丈夫そうですね。
保険市場が提供しているアプリ「folder」は、保険の比較や、保険証券の管理、給付金の請求まで、サポートしてくれます。保険証券をスマホで撮影するだけで、データ化してくれるため、紛失時にも安心です。
ですが、これらのアプリを提供しているのが、保険代理店であることを忘れてはいけません。保険の加入状況などの情報は、保険を提案するうえで、喉から手が出るくらい手に入れたい情報なのです。