(※画像はイメージです/PIXTA)

生命保険の契約に割引サービスはありません。保険の営業員、保険代理店、インターネット…どこで契約しても、同一商品・同一設計なら保険料はすべて同じです。しかし、お得になる保険料の払い方や知らないと損する付帯サービスがあります。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏と横川由理氏が『NEWよい保険・悪い保険2022年版』(徳間書店)で解説します。

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保険料はまとめて支払うと割引に

生命保険の契約に割引サービスはありません。保険の営業員、保険代理店、インターネット…どこで契約しても、同一商品・同一設計なら保険料はすべて同じです。しかし、お得になる保険料の払い方はあります。

 

半年払いや年払いなど、まとめて支払うと、保険料が割り引かれるのです。割引率は各保険会社によって異なりますが、年払いだと3~5%安くなります。

 

年払い

 

また、クレジットカード払いにすれば、カードのポイントもつきます。年払い+クレジットカード払いが、いちばんお得な方法です。

 

クレジットカード払い

 

それから、生命保険の保険料を支払うと、一定の金額が所得から控除されます。これは契約をした時期で、生命保険料控除制度が違います。

 

生命保険料控除

 

2012年1月以降に契約した保険では、生命保険料控除が3種類に分かれています。それぞれ1年間に8万円以上を支払うと、4万円の所得控除を受けられます。

なかなか使える付帯サービス

得する保険はありませんが、意外と便利な特典がついていることを知っていますか。それは、生命保険会社が提供する「付帯サービス」です。しかも、利用は無料!(なかには有料のものもあります)

 

代表的なところでは、「24時間の電話相談サービス」があげられます。病院が閉まっている夜中に、子どもの具合が悪くなった。そんなときも対処法を教えてもらえます。セカンドオピニオン・サービスは電話で相談できたり、医者を紹介してくれます。人間ドックやPET検査の紹介・予約を行うサービスもあります。有料になりますが、がん検診の紹介なども行っています。

 

そのほか、映画館やレジャー施設の割引優待サービスもあります。

 

契約している保険会社がどんなサービスを提供しているか、確認してみてはいかがでしょう。ただし、付帯サービスはときどき予告なしに終了したり、新しく追加されていることがあります。

 

付帯サービスの例

 

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NEWよい保険・悪い保険2022年版

NEWよい保険・悪い保険2022年版

長尾 義弘
横川 由理

徳間書店

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