※画像はイメージです/PIXTA

投資信託は、その道のプロがあらゆる工夫を凝らし、いろいろな特徴を持たせた商品を開発しています。しかし、あまりにも種類が豊富なため、初心者には見極めがむずかしいといえます。ここでは、投資信託の商品選択の基準とすべきポイントを、お金のプロが解説します。

【関連記事】年収500万円だったが…14万円の年金生活におびえる人、続出

バランスファンド「固定型・変動型」のどっちがいい?

固定型:資産の配分比率を固定して運用、定期的に「リバランス」を実施

バランスファンドには、資産の配分比率があらかじめ固定されている「固定型」と、相場の状況を見ながらそのつど配分比率を変えていく「変動型」の2つがあります。

 

固定型の場合は、例えば株式に50%、債券に50%と比率を固定して運用するタイプです。とはいえ実際は運用していくなかで、大きく値上がりする資産もあれば、値下がりする資産も出てくるでしょう。そうすると、本来の配分比率と比べて実際の配分比率がかけ離れてしまい運用が安定しないので、そうならないように、値上がりした資産を売却し、配分比率が低下した資産を買い増すなどして定期的に配分比率を元どおり(リバランス)にしながら運用します。

 

リバランスをするタイミングは、ファンドによって「1カ月に1回」、「プラスマイナス1%以上のずれが生じたとき」など、さまざまのようです。

 

変動型:相場の局面に応じ、資産配分をフレキシブルに調整・変更

いっぽう、変動型の場合は、市場の状況に応じて資産の配分を意識的に変えて運用するタイプです。例えば、相場の上昇局面では、株式などのリスクが高い資産の割合を高め、相場の下落局面には債券や現金の比率を多くし、価格変動を抑えるようにするなど、機動的に運用するのが特徴です。

 

変動型は最近注目されており、ファンドによっては、相場が悪いときでも好成績をキープするなど優良なファンドもありますが、ファンドマネージャーの手腕にかかっている部分が大きく、ファンドによって差が大きいのが実情です。変動型を選ぶならば、ファンドマネージャーの目利きが必要です。過去の運用成績を確認して、運用がうまくいっているかどうか確認してから購入しましょう。

 

ただ、投資初心者の方は、固定型を選んでおいたほうが無難です。というのも、変動型は最近設定されたものも多く、運用実績については未知数の部分が多いからです。過去の実績がよいからといって必ずしも今後の実績もよくなる保証はありませんが、過去の実績が多いほうが、将来の実績を予測しやすくはなるでしょう。

 

 

≪Answer≫

変動型はファンドマネージャーの確かな目利きが必要。「固定型」のほうが無難!

 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

注目のセミナー情報

​​【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』

 

【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!

次ページ最も注意が必要なのが「信託報酬」

本記事は『2022最新版 投資信託 勝ちたいならこの5本』(河出書房新社)より抜粋・再編集したものです。

2022最新版 投資信託 勝ちたいならこの5本!

2022最新版 投資信託 勝ちたいならこの5本!

頼藤 太希

河出書房新社

択形式で、投資信託の必勝法を客観的な立場からコーチ。さらに、現行商品を分析し、投資ビギナーにおすすめできる「いま選ぶべき5本の商品」を教えます!最新の情勢がわかる必読書!

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録