※画像はイメージです/PIXTA

これまで限られた富裕層のみが存在を把握し、投資メリットを享受してきた「軍用地」。しかし、正しく理解し適切な手順を経れば、一般投資家も問題なく市場に参入することができます。ここでは、軍用地の購入における注意点と、実際の物件の見極めから購入に至るまでの流れを解説します。

主な軍用地の「相場の倍率」は?実際のデータを紹介

さて、先ほど出てきた「倍率」は軍用地を購入するうえで、必ず押さえておかなければならないポイントです。軍用地を購入するうえで、誰もが一番気にする指標がこの「倍率」ではないでしょうか。「倍率」とは今の販売価格が1年間当たりの地料の何倍なのかを示したものです。たとえば極東最大の基地である嘉手納飛行場や那覇市に所在する自衛隊基地などの返還されにくい施設、牧港補給地区などの返還を見越した開発計画のある施設は、他の施設よりも高い倍率で取引されているようです。

 

この「倍率」は、物件情報を収集してリスト化することで相場の感覚を養っていくことができます。たとえば、A社から出た嘉手納飛行場の物件情報は65倍で300万円、B社からは58倍で1000万円、C社……というように情報を蓄積していく作業を行うのです。そうすることでその施設の販売価格帯の相場が何倍なのかがだんだんと分かってきます。

 

図表1に私が収集したデータから割り出した主な米軍基地・自衛隊基地の相場の倍率の一覧表を掲載しておきます。不動産業者に相談する前に、まずはイメージをつかんでから具体的な相談をするといいでしょう。

 

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    本記事は『お金持ちだけが知っている!軍用地投資入門』(自由国民社)より抜粋・再編集したものです。

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