(※写真はイメージです/PIXTA)

本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するデイリーマーケットレポートを転載したものです。

景気回復と好業績から史上最高値更新

■2021年の米国株式市場は前年に続き大きく上昇し、主要3指数ともに史上最高値を更新しました。

 

■予想外のインフレの高止まり、量的緩和縮小の前倒しを始めとする米金融政策への不透明感、中国大手不動産会社の債務不履行懸念、そして新型コロナウイルスの新たな変異株の出現による景気悪化懸念などから調整する局面も見られましたが、ワクチン接種の進展による経済活動の正常化や好調な企業業績を背景に、年間を通して上昇基調が続きました。

コロナ関連、エネルギー関連、半導体株が好調

■今年の米国株式市場(S&P500種指数採用銘柄)のベストパフォーマーは、新型コロナのmRNAワクチンを開発したモデルナでした。世界的なワクチン接種の拡大を受けて株価は前年末比で約2.9倍となり、昨年に続き大きく上昇しました。

 

■今年は原油などエネルギー価格の高騰から予想外のインフレ高止まりが続きましたが、約2.6倍に上昇したデボン・エナジーを筆頭に、石油・ガス関連銘柄は6銘柄がトップ20にランクインしました。

 

■デジタルトランスフォーメーション(DX)や様々なモノがインターネットでつながるいわゆる「IOT」の進展を背景に、半導体不足が深刻化したのも今年の特徴です。関連銘柄ではエヌビディアが約2.3倍に上昇し騰落率で4位に入りました。

 

(注)データは2020年12月31日~2021年12月3日。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
S&P500採用銘柄の騰落率トップ20 (注)データは2020年12月31日~2021年12月3日。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※個別銘柄に言及していますが、当該銘柄を推奨するものではありません。

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『今年のマーケットを振り返る ~米国株式市場』を参照)。

 

(2021年12月13日)

 

関連マーケットレポート

2021年12月6日 米雇用統計で失業率は4.2%へと大きめに低下

2021年11月30日 「オミクロン」と米国株式市場

あなたにオススメのセミナー

    【ご注意】
    ●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
    ●当資料に基づいて取られた投資行動の結果については、三井住友DSアセットマネジメント、幻冬舎グループは責任を負いません。
    ●当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
    ●当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。
    ●当資料は三井住友DSアセットマネジメントが信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
    ●当資料にインデックス・統計資料等が記載される場合、それらの知的所有権その他の一切の権利は、その発行者および許諾者に帰属します。
    ●当資料に掲載されている写真がある場合、写真はイメージであり、本文とは関係ない場合があります。

    人気記事ランキング

    • デイリー
    • 週間
    • 月間

    メルマガ会員登録者の
    ご案内

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    メルマガ登録
    TOPへ