再生可能エネルギー分野で有力視されるIPO銘柄
【12/7(土)開催】
従来の分散投資で資産を守れるのか?新時代の富裕層が実践する
金融大国「シンガポール」や「フィリピン永住権」を活用した新・資産防衛法
シンガポールの大手政府系ファンド「GIC」が、フィリピンでの再生可能エネルギー事業将来性に着眼し、「AC ENERGY (ACEN)社」の子会社「AC ENERGY and Infrastructure Corp」に93.3億ペソの出資を行いました。そして同じくクリーンエネルギー会社「Solar Philippines Nueva Ecija Corp. (SPNEC)」が12月17日新規株式公開(IPO)を実施します。
「SPNEC」は、Nueva Ecija州のBarangay Las Piñas, Sinasajan,Peñarandaに500MWの太陽光発電所を建設しています。この場所は、日射量が多く、土地も十分に確保されているため、太陽光発電に適した環境と言われています。プロジェクトは段階的に進められ、2022年までに当初225MWの開発と運転開始を予定しています。プロジェクトサイトからフィリピン国営電力会社「National Grid Corporation of the Philippines」のCabanatuan変電所まで、約10kmの送電線を敷設します。当社は、第1フェーズの試運転後さらに275MWの発電所を建設する予定です。
公募価格は1株あたり1.00ペソですが、計画されている2つの太陽光発電所が完成すれば、1株あたり最大2.36ペソの高い評価が見込まれています。フェーズ1Aは2022年半ば、フェーズ1Bは2022年後半の試運転開始を目指しています。したがって、2022年までに大きなアップサイドの可能性があると見られています。一方、現在まだ稼働中の発電所がないということから、大きなボラティリティーが予想されますので、そこは注意が必要です。
そのほかの近々のIPOですが、PSEが「フィガロ・コーヒー・グループ(FCG)」の1.77BペソのIPOを承認し、年末12月31日上場予定です。また、住宅開発会社「Haus Talk, Inc.」の新規株式公開(IPO)も承認され、2022年最初のIPOになる予定です。地元証券取引所に上場する最初の企業となります。
オミクロン変異株やハイパーインフレ、FRBのテーパリング加速予想など、世界の株式市場が調整局面に入っているように見えますが、特にオミクロン変異株については、まだまだ不透明要因が多いので、情報をしっかり注視して行きたいところです。
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