※画像はイメージです/PIXTA

ニュージーランドのアーダーン首相は、新型コロナの感染対策としてフレキシブルな対応を取り入れ、成果を上げています。それなりの制限はありつつも、不動産業界は相変わらず活況です。2021年のマーケットを振り返りながら、来年の状況を予想します。オークランド在住で不動産会社を経営する筆者が、現地でしか掴めない不動産事情をレポートします。※本記事は、2021年12月6日現在の情報に基づいて執筆されています。

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    2022年も、NZ不動産の展望は「右肩上がり」

    資産形成にはいろいろな手段がありますが、ニュージーランドにおいては、不動産投資は着実な方法のひとつです。コロナで職を追われ、親族一同が不動産業界へと転職したというケースもありますし、定期的な給与を失うも、複数の不動産物件を所有していたおかげで家賃収入を得られ、家系を維持できたという方もいます。なかには、ローンが残っている家を手放し、一時的にまとまった資金を得て家計を維持したという方も。

     

    家を所有していたおかげで、コロナの苦境を乗り越えている人たちが大勢いるのです。

     

    成功している投資家の方はこのように語ります。「資金が少しでもあり、何か物件を買える条件がそろっていれば、とにかく買いなさい。買う実行、勇気を出さないと何も始まらない」。勇気を出して家を購入したからこそ、数年でキャピタルゲインを得られ、まとまった資金を手にできているのです。

     

    いまからでも遅くありません。来年も引き続きマーケットは動き、ときには静かな時期もあるかもしれませんが、歴史を見る限り、いずれ反発して上がっていきます。北半球の出来事が、南半球のニュージーランドのメリットになることも多々あります。来年も引き続き、ニュージーランドの不動産投資は見逃せません!

     

    今回が2021年最後のコラムとなります。この1年も無事に連載できたことを感謝申し上げます。お読みいただきありがとうございました。

     

    日本と海外の行き来が自由にできていない現状ですが、いつか必ず回復することを願い、読者の皆様が、安全かつ実りのある年末年始を過ごせますように願っております。

     

     

    一色良子
    ニュージーランド在住不動産エージェント

     

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