銀行や証券会社の「おすすめ」がアテにならない理由
以前、金融庁が「どこで投資信託を買った人が利益を上げているのか? 各金融機関で分析」したことがありました。調査によると、多くの利益を上げていたのは銀行や証券会社ではなく、ネット証券で買っている人だったのです。
理由としては、銀行や証券会社の「コスト」と「金融機関の営業」がいかにアテにならないか、という2点が挙げられるでしょう。
金融機関は常に毎月のノルマに追われています。お客様にひんぱんに動いてもらわないと収益になりません。「今が投資すべきタイミングかどうか」「いい商品か否か」を考える人ではなく、金融商品販売に関するトレーニングを受けた「商品販売のプロ」であることを投資家として理解する必要があります。
銀行や証券のいわれるままに運用するのは危険です。適切な勉強をすることはもちろんのこと、適切なアドバイザーとともに資産運用を行うべきと考えています。
江幡 吉昭
株式会社アレース・ファミリーオフィス 代表取締役
一般社団法人相続終活専門協会 理事