ポイント3:心に響くアイコンタクト
会話の中にアイコンタクトがあると、相手は真心が添えられているように感じ、それが余韻として残ります。
ここで、筆者が客室乗務員として勤務していた時、全クルーが徹底していた余韻の残し方をご紹介します。
"ゴールデンルート"と呼んでいるもので、機内でお客様に何かを渡す際に必ず実践している、視線の動線です。
例えば飲み物をお渡しする時、
先ずお客様と目線を合わせてから、
次にお客様の手元に視線を移して飲み物をお渡しし、
最後にもう一度笑顔でアイコンタクトを送ります。
患者と接する際、医師の先生も受付の方もこのゴールデンルートを意識してみて下さい。きっとその余韻に癒され、次もこのクリニックに来よう、患者は思うはずです。
人との繋がりを深める本物のマナー
「マナー」というとカタチや形式が先行して堅苦しいイメージをもたれがちですが、本来はもっと相手の心に寄り添うものです。かといって誠意さえあれば良いのかと言われると、それでは単なる自己満足。つまり、マナーとは相手を大切に思う心を、カタチに表して態度や行動で表現し、相手の心に届けるものなのです。
コロナ禍でソーシャルディスタンスが謳われ、心のディスタンスも感じがちなこの時代、患者の心に寄り添うクリニックこそが選ばれるのではないでしょうか。