為替
先週の豪ドルの対円レートは、若干上昇しました。原油やエネルギー価格の上昇が好材料となり、資源国通貨である豪ドルは堅調に推移しました。一方で、豪州内の感染者数増加や中国9月製造業購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を下回ったため、週間では豪ドルは対円相場で若干上昇しました。
金利
先週の豪州3年国債利回りは、上昇しました。豪州8月小売売上高は予想ほど減少せず、シドニーのロックダウンが11月に解除となる見通しから、経済再開への期待が高まりました。米国ではインフレ懸念などが意識され、米長期債利回りは3ヵ月ぶりの高水準となりました。豪州3年国債利回りもつられた動きとなり、上昇(国債価格は下落)しました。
株式
先週の豪州株式は、大幅に下落しました。米長期債利回りの上昇や中国における電力不足や景気指標の低下などに影響され、週間では豪州株式は大幅に下落しました。
リート
先週の豪州リート指数は、大幅に下落しました。主要国の株式市場が概ね下落したことや長期金利の上昇などを受けて世界的にリート市場が下落しました。豪州リートも同様に大幅に下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年9月27日~10月1日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。
(2021年10月5日)