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2021年に入り企業のM&Aなどが活発化
ヘッジ・ファンド業界では、世界的な新型コロナ・ウイルス感染拡大で打撃を受けた業界・業種などを対象とした、企業のM&A(買収・合併)、事業再編(リストラクチャリング)、プライベート・エクイティ(PE)などによる運用も活発化している。
調査会社リフィニティブによると、世界のM&Aは2020年に前年比55%減少の3兆6000億ドル(約400兆円)となったあと、2021年1-6月は2兆8000億ドルに達し、同じペースなら年間で5割以上増える見込み。
2021年に入り、M&A件数が増加している要因としては、
1.欧米など主要国の金融緩和策により、低金利が続いており、資金調達が容易なこと
2.一部の企業はレバレッジを大幅に削減し強固なバランスシート(貸借対照表)により資本が充実していること
3.新型コロナ・ウイルスに対するワクチン接種が普及し景況感や投資家心理が回復基調にあること
4.ボラティリティ(変動率)の低下傾向
―などが挙げられる。
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