美容皮膚科「初任給100万円でごめんね」の世界に仰天!自ら化粧品を作り、バリに移住 (※写真はイメージです/PIXTA)

仕事と生活、全て安定が良しとされてきた日本社会。それでも変化をためらわず自身の興味のまま、直感に従ってきた医師がいる。朽木律子氏だ。予備校教師であった彼女は医師免許を取得し、さらには医師として勤務する中、傑出したマネタイズ力を発揮しバリ島で生活するための基盤を作った。理想の生活を自らの手で掴み取ってきた朽木氏にその道のりを語ってもらった。

結婚生活の半分はバリで

皮膚科にするか精神科にするか悩んで、皮膚科を選んだ。夫とは結婚生活の半分を日本、もう半分をバリ島で暮らす約束をした。

 

皮膚科で学んでいるときに、美容皮膚科という分野があることを知った。例えば、にきびが治ったあとも患者の表情は晴れない。ニキビ跡が顔に残れば、それがコンプレックスとなりニキビ自体に悩んでいたときと変わらず、人前に出るのが嫌だという。疾患を対象とする皮膚科ではできない自費診療の美容皮膚科医になって、彼らを笑顔にしたい、明るい社会生活への橋渡しがしたい、と思った。

 

ニキビ跡、シワ、たるみ、しみ……。そういった悩みで下を向いてしまう。毎日が楽しくない。そんな方を笑顔にするぞ!

月100万円のお給料

美容皮膚科の小さなクリニックの門を叩いた。院長が言った。「最初はごめんね、お給料は100万円で……お願いできるかな?」うおおおお! 100万円で「ごめんね」ですと? 一発でそのクリニックに決めた。

 

美容皮膚科医として働くうちに、化粧品が治療の一環となることを知った。例えば、濃度の高いビタミンCローションは皮脂を抑え、赤いニキビ跡を改善させる。

 

ほな、私も作ってみたい!

 

そこから、私の化粧品作りが始まった。成分を勉強するため、日本・海外の論文を読みあさった。工場を探し、何社とも打ち合わせを繰り返した。最初はクリニックだけで販売していたが、この良さを一般の方にも知ってもらいたい!と、商品の写真を撮り、カートを実装し、なんとか不細工ながらホームページもどきが出来上がった。商標登録も済ませた。まだまだインターネットでの通信販売が少なかった時代である。広告は打たなかったが、使ってくださった顧客が次の顧客を生んでくれ、不細工なホームページでも化粧品はよく売れた。

 

だったら世界で売ってみよう!……と、いつもの無計画行動。

いきなりアジア最大の展示会に出展

日本での展示会にも出さないうちから、アジア最大の化粧品展示会に出展したのである。香港の展示会にブースを出してみて驚いた。ペラペラのポスターだけ用意して壁に貼り付けているブースなどない! おう、フリマ感覚で来たしまった! 過去の展示会写真も参照したが、予算を抑えようとポスター4枚で勝負したのは無謀だった。

 

第1回目の展示会は笑えるくらいみじめに終わった。よし、まず日本の展示会で練習しよう。日本の展示会にも海外の商社は来てくれる。それからの展示会では「まともな」ブースを作り、香港の展示会には3回、日本での展示会は4回。そこでようやく中国の商社と取引が決まった。自分でもよく粘ったと思う。これでバリ島で暮らしていても定期的な収入が入るようにお膳立てができた。

 

そうだ、そろそろバリ島に家を建てよう!

バリに建てたプール付きの超豪邸

夫に「大きめ」の土地を購入してほしいと頼んだら「8アールでいい?」との返事

 

「げ。なんかデカそうな単位だな! よし、大理石のプール大きめで、プールの底からライトアップだけは頼む!」

 

バリ島で一番腕のいい建築士に頼んで、超豪邸が出来上がった。日本だったら10億はするぞ(脳内で勝手に試算)。私専用に2階建ての離れを作ってもらい、私専用の小さな庭も作ってもらった。なんか大満足なんですけど!

 

コテージもいくつか作り、長期滞在の観光客に貸し出すことにした。なんだか収入がどんどん増えていくぞ。

 

これから先、移住した後何も仕事がないと社会との断絶に苦しむだろう。寺の奥さんたちと一日中お供え品を編むのは無理だ。1回挑戦してみたが、一日かけてお供えを作り、翌日お供え品をまた作るのだ。私にはお供え作りの無限ループは無理ゲーすぎる。観光客はこの色鮮やかな毎日のお供え物を「ワンダフル!」と写真を撮っているが(お寺には観光客も入ってくる)、ヒンズー教を知らない身で作ってみぃ、つらいぞ、無限ループだぞ!

 

何か仕事をせねば!

イスラム教徒に向けた化粧品を

ジャカルタには少しずつ美容クリニックができ始めていた。そこの技術指導をしてもらえませんか、という話が舞い込んできた。やります、やります、お供え以外の仕事なら。その上、イスラム教徒に向けてハラール化粧品も作るぞ。

 

ということで、あと少ししたらバリ島へ移住します。趣味の油絵も再開しよう。インドネシアはこれから伸びる国である。そこへ移住するのが楽しみでならない。人生は一度きり。必要なのは、直感に従ってみること、だらだらしないで即行動、努力、誠実さ……あとは何だ。そうだ愛だ。
 

 

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京都府出身、東京都在住。地方国立大学卒業後、高校の英語教諭となる。
その後、予備校講師へ転職し、その傍ら英語の参考書を執筆。
勤務しながら8ヶ月の自宅学習で、地方公立医大に合格。
現在は美容皮膚科医として勤務しながら化粧品事業を開始し、
中国へ向けて輸出を開始。
インドネシア人の夫の協力で、バリ島にいくつかコテージを建て、
別荘貸出しによる固定収入を得る。
これからはハラール化粧品を開始し、バリ島へ移住する計画を立てている。

著者紹介

連載予備校講師、医師になる。

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