大阪・風呂なし団地に住む長男が「歯医者を志して」直面した壁 (※写真はイメージです/PIXTA)

あづみハッピー歯科医院院長の安積中氏は、小学1年生のとき、近所の歯科医院にフェラーリが停まっているのを発見したことをきっかけに「歯医者になる」と決めました。歯医者になればフェラーリに乗れる…そう考えたのです。お世辞にも裕福とは言えない家庭環境でしたが、壁にぶつかるたびに「笑うこと」で状況が変わったと語ります。今「笑っている場合ではない」世の中だからこそ考えたい、「笑い」の力について見ていきましょう。

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「学費も学力も足りない」マイナスから目指した歯科医

私は大阪の下町にある2Kの風呂なし団地に住んでいました。10歩も歩けば部屋の端から端まで移動できてしまうような環境で、頑固で超短気なタクシー運転手の父、超倹約家で働き者の母、弟のために私立高校受験を許されなかった姉、そして密かに歯医者を目指す私の4人暮らしでした。生活環境から察することは容易ですが、非常に貧乏な家でした。

 

日々の生活費すらままならないような状況のなかで、私は「歯医者になる」という目標を掲げるのですが、そのためには乗り越えなければならない壁がいくつもありました。

 

まず、歯医者になるためには歯科大学に通う必要がありますが、うちには学費を出せるほどのお金がありません。安積家から歯医者が誕生するなど誰も考えていませんし、大卒が出るなど考えていません。

 

そして、歯医者になる目標は日に日に大きくなっていきますが、歯医者になるための学力がまったく足りていなかったのです。

 

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「谷あり、谷あり」人生を支えた、大阪ならではの環境

「このままではあかん…」

 

中学生になる頃には自分の学力不足を実感するようになりますが、塾に通いたいなんて言い出せるわけもありません。

 

よく「ゼロからのスタート」といいますが、私の場合、生活環境で見ればゼロというよりも、それを飛び越えて「マイナスからのスタート」でした。ヨーイ、ドン!とみんなが一斉にスタートするときに、すでに周りと100メートルくらい差がついているような状況です。

 

また「人生、山あり、谷あり」という表現もありますが、私が思うに、それも、そこそこ環境に恵まれた人の表現だと感じます。山があって谷があるなら、差し引いてプラスマイナスゼロです。多少のつらいこと(谷)があったとしても、「きっとこの先にはいいこと(山)があるはず」と思えるから、人は踏ん張って苦境を耐えることができます。

 

ところが、私の半生を振り返ってみると、基本的にずっと谷底でした。谷底を這いつくばって、ようやく抜け出せたかなと思うと、すぐに次の谷が待ち受けています。

 

つまり、「谷あり、谷あり」です。一度も山がなかったとはいいません。しかし、「山あり、谷あり」の人生では山と谷が1つずつ交互に来るのに対し、私の場合、山が1つ来ると、そのあとに谷が5つくらい続き、いつまで経っても抜け出せないというような人生を歩んできました。

 

当時の自分の環境を恨んでいるわけではありません。幼い頃は、自分のスタート位置が周りより100メートル後ろであることも、やたらと谷が来ることも、「まぁ、こんなもんか」という程度に軽く考えていました。本格的に「歯医者を目指そう」と決めてからは、「うちにお金があればなあ」「頭が良ければなあ」と思ったことはあります。

 

しかし、そう思ったところで、もって生まれた環境が簡単に変わるわけはありません。そのようなときは決まって笑いが心の支えになってくれました。

 

大阪には、ボケたらツッコまなければならないという厳しいルールがあります。大人も子どもも「面白いやつが偉い」という暗黙のルールのなかで生きています。テレビをつければ新喜劇の劇団員の面々がずっこけているという笑いの刷り込み教育もあります。

 

このような環境で潜在的にも顕在的にも笑いのチカラが醸成されていき、マイナスをプラスに変え、谷から山に向かうことができたのです。

よく笑う人は「状況を打開するヒント」を得やすい

私は、笑いは3つの力で構成されていると考えています。その3つは、「笑うチカラ」「笑われるチカラ」「笑わせるチカラ」です。

 

目標達成の過程で壁にぶつかった場合、自分一人の視点やアイデアだけでは、壁を乗り越えるための糸口をなかなか見つけられない状況に陥りますが、人が集まるほど解決策が得られる可能性が上がり、目標達成に近づきやすくなります。

 

ここでは「笑うチカラ」を見ていきます。

 

いつもニコリともせず、愛想がなく、口を開いたかと思えば愚痴ばかりの人なんかと誰も一緒にいたいとは思いません。逆に、いつも笑顔で明るい人には、話し掛けたくなりますし、一緒にいると楽しい気分になれます。笑うチカラをもつ人は、周りに人が集まりやすくなります。人が集まるということは、その人の数だけ視点が増え、アイデアが増えるということです。

 

また、笑うチカラは支持者や応援者を引き寄せます。少し古い話ですが、ハリウッド俳優として活躍し、シュワちゃんの愛称で親しまれているアーノルド・シュワルツェネッガーが、カリフォルニアの州知事選挙に立候補したとき(2003年)の話を例に挙げます。

 

とある選挙演説会場に登場したシュワちゃんは、立候補に反対する聴衆の一人から生卵をぶつけられました。怒って当然の場面です。しかし、シュワちゃんは怒るどころか、卵を投げつけた人に向かって、「ベーコンも一緒によこせよな」と言い、笑いました。この切り返しがウケて、シュワちゃんの人気が高まり、見事に州知事に当選しました。笑いによって味方を増やし、支持者を増やし、「カリフォルニアからアメリカを変える」「世界を変える」という目標に大きく近づいたのです。

 

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笑えば「成功率」も「成功するスピード」もアップ

笑うチカラをもつ人は、目標に向かってまっすぐ進むこともできます。笑うことによってネガティブな感情を吹き飛ばし、常に前向きな思考で目標達成に取り組むことができるからです。

 

そもそも目標は簡単に達成できるものではありません。目標達成に取り組む過程では、能力、運、努力、環境などの面で壁にぶつかります。

 

私の例でいえば、

 

「歯医者になりたいが学力が足りない」

「学力を補いたいが塾に通うお金がない」

 

という状況になると思考や気持ちが後ろ向きになります。

 

嫉妬はその典型的なケースの一つです。

 

「あいつはええなあ…」

「どうせ俺は…」

 

そんなふうに考えて、卑屈になったりふてくされたりして、「嫉妬の沼」に沈むのです。

 

しかし、嫉妬の沼から抜け出さない限り、目標には永遠に近づけません。他人を妬んだり、他人と自分を比較して落ち込んだりすると、余計な時間と労力を使います。一方、笑うチカラがある人は、不遇や苦境を笑い飛ばすことによって、ネガティブな感情をもつことなく、目標達成に集中して取り組むことができます。

 

つまり、笑うチカラは、嫉妬の沼を回避したり、沈んだとしても抜け出す力になったりするため、沼の中で浪費する時間や労力を目標達成のために使うことができます。そうすることで、目標を達成できる可能性が高くなり、達成するまでのスピードも早まるというわけです。

 

「いきなり笑えって言われても…」という人もいると思いますが、夢がある人は夢を叶えたときのこと、目標がある人は目標達成したときのことを思い浮かべればよいのです。

 

「歯医者になったら、きっとみんな驚くやろうなあ」

「自分の歯科医院をもてたら、どんなふうにしようかなあ」

 

想像が膨らめば膨らむほど、表情筋が緩み、気づけば一人でニヤニヤしてしまうものです。そのニヤニヤも笑いの一つです。

 

夢や目標がある人は、それを実現したあとの楽しい未来を思い浮かべることができます。もっと単純に、欲しいものを手に入れたときのことを考えてみるだけでもニヤニヤできるものです。楽しいことを想像したり妄想したりする習慣がある人ほど、いつでも自然と笑えるのです。

 

 

安積 中

あづみハッピー歯科医院 院長

 

 

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あづみハッピー歯科医院 院長

生まれ育った家庭は裕福でなかったが、小学生時代に近所の歯科医院に停まっていたフェラーリを見て憧れ、歯科医を志す。

1981年大阪府立北野高校に入学するものの、学業に身が入らず大学受験に失敗。浪人時に一念発起して勉学に励み、福岡県立九州歯科大学に合格。

1993年大学卒業後、5年の勤務医と3年の雇われ院長を経て、2002年大阪市平野区にてあづみハッピー歯科医院を開業。

気取らない、庶民感覚の対応を心掛ける「町の歯医者さん」を目指している。

著者紹介

連載人生を切り開く笑いのチカラ

※本連載は、安積中氏の著書『人生を切り開く笑いのチカラ』(幻冬舎MC)より一部を抜粋・再編集したものです。

人生を切り開く笑いのチカラ

人生を切り開く笑いのチカラ

安積 中

幻冬舎メディアコンサルティング

人生における失敗や挫折を「笑い」に転換するための思考法とは? 日本人の4人に1人は何かしらの不満を抱えています。 老後の未来には年金不安と健康不安が待ち受けており、それに加えて、昨今ではコロナ禍での鬱々とした…

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