泥試合の果てに…離婚と再婚を繰り返す「年収8000万円」腹黒医師の末路 (※写真はイメージです/PIXTA)

日本国内ではステータスが高く、女性が「結婚したい職業」では常に上位にランキング入りする医師。一方で離婚率が高い職業という説があり、「24時間相談受付」「LINEのIDを公開」するという型破りのスタイルで依頼を受けている銀座さいとう法律事務所の代表、齋藤健博弁護士のもとにも、医師のリコカツ(離婚活動)案件が殺到しているといいます。今回は、実際に齋藤弁護士に寄せられた実例をレポートします。※弁護士業の守秘義務遂行のため、一部の内容変更をご了承ください。

再婚相手はパパ活で知り合った13歳年下女性

医師の及川雅人さん(仮名/36歳)は、子どもの教育方針の違いから妻の紗栄子さん(仮名/38歳)と離婚。子どもが2人いる紗栄子さんに支払われる財産分与額は、2000万円とマンションのローン、月の生活費120万円です。

 

実は、教育方針の違いは建前で、雅人さんは別居直後に新たな恋人と同棲を開始しています。相手は彩菜さん(仮名/23歳)です。雅人さんは一夫多妻制を理想としていて、「私は精力が強く、何人もの女性と関係を持って、自分の子孫をできる限り数多く残したい」とのこと。

 

2人の出会いは、ギャラ飲み。女性側が報酬を得て参加する飲み会で、女性自身の自己責任で、パパ活(食事やデート、場合によっては『大人』と隠語で表現される肉体関係を持つ対価として、男性からお手当=金銭を受け取る行為)への進展も可能だそうです。ご自身に置き換えて想像してみてください。出会いの場がギャラ飲みだと、両親やきょうだい親戚、友人にはオープンにしづらい出会い方ではないでしょうか。

 

「5年前に『パパ活』という言葉を知って、悲しくなりました……」と語る生真面目な齋藤弁護士は、彩菜さんとの再婚は「少し考える期間を設けてみては」と、アドバイスしたそうです。定かではありませんが齋藤弁護士は、彩菜さんの人間性を信用できなかったのかもしれません。友人に対するような忠告のように筆者は感じました。

子どもの存在を隠して結婚

ところが雅人さんは、紗栄子さんと離婚後ほどなくして彩菜さんと再婚。現在はまだお子さんはいないようですが、齋藤弁護士が言う「扶養する家族が増えた場合、生活費は減額される可能性があります」という日を、紗栄子さんが迎える日も近いと思われます。

 

しかし、紗栄子さんの生活費を脅(おびや)かす存在は、近い将来生まれるかもしれない、雅人さんと彩菜さんの子どもだけではありません。雅人さんには、紗栄子さんの前に結婚していた前妻との間にも、子どもが1人いたのです。紗栄子さんは、離婚調停時に初めて知ったそうです。

 

齋藤弁護士によれば、離婚調停には戸籍謄本が必要で、調停を起こす際は必須とのこと。そのときに初めて前妻との間に子どもがいると知った紗栄子さんの顔色は真っ青になったそうですが、子どもがいる事実を隠すことなどできるのでしょうか。婚姻届を提出するときにも、戸籍謄本は必要だった記憶があります。齋藤弁護士も、「隠しとおせた方法はわかりません」と言います。「自分に子どもがいると知られたら結婚してもらえないかもしれない」と考えた末の行動でも、入籍をするほど深い間柄の相手に子どもがいることを隠すとは雅人さん、腹黒すぎです。

腹黒妻の自業自得

ですが実は、紗栄子さんの腹黒度合いも雅人さんに負けず劣らず。紗栄子さんは雅人さんが既婚者と知りながらみずから積極的にアプローチして、関係を結び続けたそうです。ときには、病院内で行為に及んだ日もあったとか。人の命に関わる現場で行為に耽(ふ)けるとは常識を疑いますが、紗栄子さんの念願はかない2人は結婚。

 

ところが今度は、23歳と自身より15歳若い彩菜さんに、雅人さんを略奪されました。紗栄子さんは調停で、「夫との交際前は別の人とつき合っていたのに(こちらも相手は妻帯者)、夫と結婚して人生をメチャクチャにされた」と、怒りにまかせて破綻した論理を述べていたそうです。因果応報というべきか、略奪は繰り返される典型例と呼ぶべきか。

 

筆者は個人的に、「幸せはもろく、簡単に壊すことができる」と考えています。幸せな日常が続くと“幸せマヒ”に陥りやすく、簡単に壊せるからこそ、大切にしないといけないと。愛妻家で知られる芸人、土田晃之さんが「2億円(浮気がバレて離婚になったときの慰謝料や養育費)の価値があるセックスってなに?」と、以前コメントして反響を呼びましたが、筆者も大賛成の意見です。齋藤弁護士も土田さんの意見に共感しつつ、話を続けます。

 

 

フリーライター。これまでのインタビュー人数は3700人以上(対象年齢は12~80歳)。ビジネス、医療、エンタメ、恋愛など幅広く取材・執筆。

著者紹介

銀座さいとう法律事務所 弁護士

2010年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。2013年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。2015年、慶應義塾大学法科大学院修了。2015年、司法試験に合格。「不倫」「浮気」「離婚」「男女問題」「セクハラ問題」を中心に、債権回収、企業法務・顧問弁護士、詐欺被害・消費者被害、犯罪・刑事事件、不動産・建築、借金・債務整理などの法律業務全般を取り扱っている。

著者紹介

連載2021年医師のリコカツ

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