いつ相続について話すべきか?「親の生前・死亡後」ケース別に税理士が解説 ※画像はイメージです/PIXTA

相続について話すのは「できるだけ早く」が理想ですが、現実的には「生前対策を考える場合」と、「実際に相続が起こった場合」の2つのケースがあります。しかし何も考えずに話を切り出すと「親が死ぬのを待っているのか!」と喧嘩になることもありますし、親が亡くなってからすぐに相続の話をすれば「そんなに遺産が欲しいのか!」と相続人同士でトラブルに発展する場合もあります。それぞれの場合において、相続についていつ話すのがよいかを考えていきましょう。

【期間限定/参加特典付】
医師だけしか買えない「不動産投資物件」ご紹介WEBセミナー 

親が健在…相続についていつ話すのがよいか?

遺産相続をめぐるトラブルは、遺産が多い富裕層に限ったものではありません。遺産が自宅だけといったような場合でも、その自宅をめぐって遺族どうしでもめることがあります。

 

遺産を円満に相続するためには、親が元気なうちに家族で話し合って対策をしておくとよいでしょう。生前に話し合っておけば、どのように財産を継がせたいのか親の意向も聞くことができます。

 

親の方から相続の話を切り出してくれれば助かりますが、そのようなケースはあまりありません。親にとってみれば自身が死んだ後のことであり、家や事業を継がせたいといった強いこだわりがなければ、相続について無関心になりがちです。自身が死ぬことを意識するため、できれば先送りしたいという気持ちもあるでしょう。

 

相続の生前対策は親が元気なうちに始めたいものですが、話をするタイミングや切り出し方は慎重に考えなければなりません。唐突に相続の話を切り出したばかりに、親が心を閉ざしてその後の関係が悪化することさえあります。

 

■親が「その気」になったタイミングをうかがう

お盆や年末年始など家族が集まる機会は生前対策の話をするにはうってつけですが、そのときに親が相続に向き合う心構えができているとは限りません。まだまだ元気な親に相続の生前対策の話をするには、親が「その気」になったタイミングをうかがうことが大切です。

 

親が相続に向き合うきっかけとしては、次のような例があります。

 

・両親のどちらかが亡くなったとき

・親戚が相続でもめていると聞いたとき

 

両親のどちらかが亡くなったときは実際に相続をしなければなりませんが、その一方で、次に起きる相続について対策を考えるきっかけにもなります。

 

親戚など身近な人が相続でもめていることを聞いたときも、自身の相続について考えるきっかけになるでしょう。身近な人の相続トラブルを聞くと、「我が家ではこんなことは起きて欲しくない」と思うものです。

 

親が病気やケガをしてしまった場合や、介護施設に入所するタイミングなども相続について話すきっかけになるという意見もあります。しかし、親の気持ちが落ち込んでいるときに相続の話をすることはおすすめできません。

 

このようなときは、ひとまず、預金通帳の保管場所や保険の加入状況など差し迫って必要なことだけを聞くようにしましょう。治療費や入院費用、入所費用の支払いに必要と言えば親の理解も得やすいでしょう。

 

少し難易度は上がりますが、相続とは直接関係のない何気ない話などをきっかけに、相続の生前対策の話をすることもできます。たとえば、マイホームを買ったときの思い出話などから、家を今後どうしていくかという話に持ち込むといった要領です。

 

■相続対策の話は相続人全員で

相続人となる予定の子供(兄弟姉妹)が複数いれば、相続対策の話は兄弟姉妹全員でするようおすすめします。

 

特に、親と同居している子供と別居している子供の間では溝ができやすいので注意が必要です。別居している子供を話し合いに加えないと、同居している子供が親の財産を横取りするつもりではないかといった疑いが生じやすくなります。

 

■アドバイスが欲しい場合は専門家を交えると良い

相続の話を切り出すことができても、その後の話の進め方には不安が残るという方も多いです。その場合は、ファイナンシャルプランナーや税理士といったお金や税金のプロに相談して進めることも一つの方法です。

 

公平な立場の第三者が入ることで話し合いがスムーズに進みやすいですし、老後資金の確保や相続・贈与時の節税といった部分もプロの立場で助言が貰えるため一石二鳥の効果を得ることができます。

 

\\12/4開催//
「フィリピン×シンガポール」世界の富裕層が実践する資産保全術

相続税を専門に取り扱う珍しい税理士事務所。年間1,500件(累計7,000件以上)を超える相続税申告実績は税理士業界でもトップクラスを誇り、中小企業オーナー、医師、地主、会社役員、資産家の顧客層を中心に、低価格で質の高い相続税申告サービスやオーダーメイドの生前対策提案等を行なっている。各種メディアやマスコミから取材実績多数有り(※写真は代表社員 荒巻善宏氏)。

税理士法人チェスター http://chester-tax.com

著者紹介

連載専門の税理士が解説~すぐに役立つ「相続税対策」実践講座

本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!