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オーナーのことは、直接オーナーに聞いてみる!
●本部からは聞けない情報がある
フランチャイズ投資を検討するにあたり、本部から聞ける情報や、自分で調べられる情報には限界があります。そこで、可能であれば実際にそのフランチャイズグループに加盟している他のオーナーに話を聞きましょう。
同じオーナーという立場の相手であれば、そこに利害関係はありませんから、フラットな意見を聞くことができます。
どうやって他のオーナーと知り合うかと言えば、私が参加していた勉強会のようなフランチャイズオーナーが集まる場所に参加するという方法もありますし、本部によっては「実際に加盟しているオーナーとお話できませんか」と聞くと紹介してくれる場合もあります。ただしこの場合は、本部と仲が良く、お店もうまくいっているオーナーを紹介してくるパターンが多いので、そこは注意が必要です(とはいえ、中立な視点から語ってくれる人も多いので、会って損はありません)。
あとはフランチャイズフェアに行って、資料を見ているお客さんに声をかけて友達になるという手もあります。そういう人はすでに何店舗か出店しているオーナーであることも少なくありませんし、仮にまだまったく出店していない人だったとしても、自分と同じ立場の仲間になれる可能性がありますから、情報交換をしておいて損はありません。
●オーナーに聞くべき4つのこと
もし他のオーナーに会うことができたら、次のようなことを質問してみましょう。
①儲かっているか?(収益率)
まずはシンプルに一番大切なことを聞きましょう。普通であれば初対面の人には聞きづらい話ですが、あくまで同じフランチャイズに加盟するか迷っているという立場を明かした上で会っているのであれば、真摯に答えてくれている人が多いはずです。
できれば「はじめて何年くらいか」「どのくらいの時期から黒字か」などをあわせて聞けると良いでしょう。
②増店する気持ちはあるか?
一番大切なのはこれです。フランチャイズというのは、最初は起業のつもりであっても、成功すれば投資型になっていきます。自分の店舗がうまくいっているなら、店を増やせば純粋に利益が2倍近くになりそう、という計算が立つからです。
フランチャイズオーナーというのは、ビジネスモデルを大きく変えることができないため基本的には収益の大きさ=店舗数ということになります。増店する気持ちがあるというのは、このルートに乗っているということです。
逆に、収益が出ているのに店を増やす気持ちがないというのは、何か問題があるということですから、それを質問しましょう。
③黒字オーナーは何割くらいか?
これはフランチャイズグループによって違いますが、同じフランチャイズに加盟しているオーナー同士である程度コミュニティができているケースがあります。また本部と仲の良いオーナーであれば、ある程度の内部情報が共有されていることもあります。
そういうオーナーには、そのフランチャイズグループの中で黒字オーナーが全体の何割くらいいるか聞いてみましょう。
仮に正確なデータがわからなかったとしても「自分の知り合いはみんなうまくいってるよ」とか「結構苦戦してるところも多いみたいだね」といった話を聞くことができるかもしれません。
④本部の対応は適切か?
これもとても大切なことです。例えば、加盟前と加盟後で本部への印象が変わったかどうか、加盟前に本部の営業マンが言っていたことで加盟後に「これはおかしいな」と思ったところはなかったか。そういう部分を聞いてクリアにすれば、営業マンから聞いた情報をより分析に活かしやすくなります。
また、そういった違和感が多いと、純粋に自分が加盟する上でネックとなるという意味もあります。