今回は、不動産投資における融資の基礎知識について見ていきます。※本連載は、株式会社リッチスタイルエージェントの代表取締役を務める田中美香氏の著書、『会社員がゼロから稼げる! 融資フル活用不動産投資術』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋し、不動産融資を活用して資産を形成するノウハウをご紹介します。

「アパートローン」と一般の住宅ローンの違いとは?

今回は不動産投資における融資の基礎知識として、より具体的な説明をしていきたいと思います。

 

まずは、融資の種類です。不動産投資の融資には「アパートローン」と「事業性融資(プロパーローン)」の2種類があります。それぞれの特徴をきちんと理解して検討したうえで、融資を申し込むようにしましょう。

 

◆アパートローン

住宅ローンが居住する不動産の購入に適用されるのに対し、入居者に貸し出す不動産の購入に用いられるパッケージをアパートローンと言います。

 

融資条件は金融機関によって異なり、物件が所在するエリアなどが定められていることが多いです。条件を満たす物件を購入する場合は、利用を前向きに検討していいと思います。

あらゆる事業のための融資「プロパーローン」

◆事業性融資(プロパーローン)

こちらは不動産投資に特化したものではなく、あらゆる事業のための融資を指します。アパートローンを取り扱っていない金融機関などでは、不動産投資を一事業として扱い、事業性融資を行っています。

 

事業性融資の大きなメリットは、限度額がないことです。企業への融資と同じ括りになるため、巨額の融資が下りる可能性もあります。審査に時間がかかるのが難点ですが、余裕がある人は粘り強く交渉してみるといいでしょう。

 

いずれも、金融機関によって細かい条件は異なります。「大きな銀行だから」「近いから」と安易に決めず、より条件のいい融資を見極めましょう。

本連載は、2016年5月26日刊行の書籍『会社員がゼロから稼げる!融資フル活用不動産投資術』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

会社員がゼロから稼げる! 融資フル活用不動産投資術

会社員がゼロから稼げる! 融資フル活用不動産投資術

田中 美香

サンライズパブリッシング

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