「アパートローン」と一般の住宅ローンの違いとは?
今回は不動産投資における融資の基礎知識として、より具体的な説明をしていきたいと思います。
まずは、融資の種類です。不動産投資の融資には「アパートローン」と「事業性融資(プロパーローン)」の2種類があります。それぞれの特徴をきちんと理解して検討したうえで、融資を申し込むようにしましょう。
◆アパートローン
住宅ローンが居住する不動産の購入に適用されるのに対し、入居者に貸し出す不動産の購入に用いられるパッケージをアパートローンと言います。
融資条件は金融機関によって異なり、物件が所在するエリアなどが定められていることが多いです。条件を満たす物件を購入する場合は、利用を前向きに検討していいと思います。
あらゆる事業のための融資「プロパーローン」
◆事業性融資(プロパーローン)
こちらは不動産投資に特化したものではなく、あらゆる事業のための融資を指します。アパートローンを取り扱っていない金融機関などでは、不動産投資を一事業として扱い、事業性融資を行っています。
事業性融資の大きなメリットは、限度額がないことです。企業への融資と同じ括りになるため、巨額の融資が下りる可能性もあります。審査に時間がかかるのが難点ですが、余裕がある人は粘り強く交渉してみるといいでしょう。
いずれも、金融機関によって細かい条件は異なります。「大きな銀行だから」「近いから」と安易に決めず、より条件のいい融資を見極めましょう。