コロナ禍にいち早くケリをつけた欧米諸国は一足先に経済再開に踏み切っています。米大リーグは満員ですし、テニスの英ウインブルドン選手権も有観客で開催され、決勝は満員で実施すると発表。東京五輪も1年遅れはしましたが、予定通りの開催となります。

一方、株価はコロナショック後に底を打ち、まるで鯉の滝登りのように上昇相場が続いています。欧米市場に劣後する日本株(日経平均株価)も、2020年3月の直近底値から執筆時まで、上昇率は約70%。上げ幅だけで考えれば、あと10年くらい上がらなくても十分な騰落率となっています(もちろん底値からの反転ですから、過去の最高値には全く届いておらず、米国株との差はどんどん開いていますが)。

さて、こうした株価上昇時に懸念されるのは「次はいつ下がるのか」「どの程度下がるのか」ということではないでしょうか。機関投資家も、個人投資家も儲けたお金は失いたくはないので、早めに利食いをして、また下がったときに買えるチャンスを伺っているのです。懸念というよりは、未来予想に近いですが……。

残念ながら、筆者は次の暴落がいつ来るかはわかりません。とはいえ、そのヒントになる動きを見ていくことは可能です。それは、米国長期金利、特に米10年国債の利回りの上昇です。確実に金利をもらえる債券の利回りが上がれば、株式が売られるといったセオリーです。ところが、この長期金利も指標としては怪しくなってきました。なかなか金利が上がらないのです。

今回のコラムでは、この摩訶不思議な米長期金利の動きを、一般社団法人日本つみたて投資協会・代表理事の太田創氏が解説します。

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