前回は、投資信託で儲けることが難しい理由と、不動産投資がおすすめな理由を説明しました。今回は、不動産投資を行う上で、自分に課すべき5つのルールをご紹介します。

「医師としての立場」を利用して不動産投資を行う

あなたがもし、不動産投資を始めてみようと思ったなら、大事なことは、基本的な知識と仕組みを押さえたうえで、現在の医師という立場を最大限に活用することです。後は決断し、実行するだけです。

 

決断と実行をする上では、自分にルールを課すと迷わずに済みます。参考までに、筆者が投資生活のなかで自分自身に課してきた掟を、皆さんに紹介します。私にとっては、判断に困ったときなどに見返すことで、自分の本来の目的を取り戻すための処方箋のようなものです。

 

困ったときは5つの処方箋(ルール)を見直す

処方箋1 己が作ったルールだけに従え!

 

他人が作ったルールに従っているだけのプレーヤーは、決して勝てない。もっと広く、ひとりの経営者として世の中を見る視点を持ち、本当に自立した人生を歩むべし。

 

処方箋2 稼いだお金を働かせ、資産を作れ!

 

お金は道具だと割り切ることが大切。たくさんお金があれば、その分できることや可能性が広がる。やりたいこともおのずと見えてくるだろう。

 

処方箋3 集中投資を心がけ、分散投資は捨てろ!

 

投資にリスクはつきもの。ともすればリスクを避けるために分散投資を考えてしまいがち。確かに分散投資なら今ある財産が大きく減るリスクは避けられるかもしれない。しかし、資産が大きく増えることもないだろう。勝ち目のある投資案件を見極めて、一点集中する「一歩踏み込む」勇気も大切なのだ。

 

処方箋4 己の欲望をコントロールしろ!

 

投資においてなにより大切なのが収入の一部を投資へと回すこと。つまり、給与であれ、投資による利益であれ、それを使い切ってしまっては資産が増えることはない。

 

処方箋5 夢を持ち、それを実現しろ!

 

自分の夢を実現するために働き、投資して資産を増やせ。人は目の前の仕事にとらわれていると、いつしか夢を忘れてしまう。実現不可能だと諦めてしまう前に、もう一度過去の自分と向き合い、当時抱いていた大きな夢をきちんと思い出せ。

 

 

本連載は、2013年8月25日刊行の書籍『なぜ医者は不動産投資に向いているのか?』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

なぜ医者は 不動産投資に向いているのか?

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大山 一也

幻冬舎メディアコンサルティング

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