超低金利時代、お金を預けているだけでは、資産形成にはなりません。投資の必要性が高まる今、知っておくべき投資の基本知識を紹介します。今回は、投資先として人気の高い「米国債・金投資」について詳しく解説します。※本記事は、頼藤 太希・高山 一恵氏の著書『マンガと図鑑 はじめての資産運用』(宝島社)より一部を抜粋・再編集したものです。
海外の国債を買うならおすすめは「米国債」
●世界中で人気の米国債
国債は日本だけでなく、多くの国が発行しています。なかでも米国債は、格付がとても高く、世界中で活発に取引されています。格付が高いにもかかわらず金利が1%を超えるときもあります。
この米国債には「利付債」と「ストリップス債」の2種類があります。利付債は、通常、元本部分と利息部分で構成されていて、保有していると定期的に利息が支払われます。一方、ストリップス債は、割引で販売されて満期になると額面の金額が受け取れる債券です。利息の支払いはなく、持っているあいだの金利は元本に組み込まれるため、複利効果を得やすいのが特徴です。より資産形成に向いているのは、米国ストリップス債です。
●為替変動リスクがある
安全でかつ高金利の米国債ですが、外国の債券であるため、為替変動リスクの影響を受けます。たとえば、金利がついたドルでの額面上は金額が増えても、円高が進むと円に換えたときの金額が減ってしまうのです。
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株式会社Money&You代表取締役
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。
2015年に株式会社Money&Youを創業し、現職。女性向けWebメディア「FP Cafe」や「Mocha(モカ)」を運営。マネーコンサルタントとして日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日1分読むだけで身につくお金大全100』(自由国民社)、『はじめてのFIRE』(宝島社)、『そのままやるだけ!お金超入門』(ダイヤモンド社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。
日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。
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株式会社Money&You取締役
慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、株式会社エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。
その後、株式会社Money&Youの取締役に就任。講演活動、執筆活動、相談業務を行い、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。
『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)、『やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)など著書・監修書多数。
株式会社Money&You
http://moneyandyou.jp/
FP Cafe
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