投資初心者が最初にぶつかる壁に「株価チャート」があります。一見すると難しそうですが、ポイントさえ押さえれば、次第に読めるようになります。ここでは、株価チャートをはじめとする株式投資の基本事項を見ていきます。※本記事は、頼藤太希・高山一恵氏の著書『マンガと図鑑 はじめての資産運用』（宝島社）より一部を抜粋・再編集したものです。
●株価チャートでトレンドを見る
株価チャートとは、1日、1週間、1ヵ月といった期間の株価をグラフにして見やすくしたもの。株式相場のトレンドをとらえるために活用できます。株価チャートは、証券会社のサイトやほか金融情報を扱ったYahoo！ファイナンスなどで見ることができます。
チャートには、出来高や一目均衡表といったような指標がたくさんありますが、いくつも指標を使う必要はありません。株価の値動きを時系列で表示した「ローソク足」と、一定期間の価格の平均値を計算して折れ線グラフで表した「移動平均線」の表示のみで十分です。
取引に慣れたらほかの指標も使ってみましょう。筆者が好んで使うのは、ボリンジャーバンドとMACDです。詳細な説明はここでは省きますが、どちらも移動平均線よりトレンドの転換を早く察知できる指標です。
チャートを見るときは、長期的なスパンでの動きを確認するようにしましょう。長期にわたって上昇トレンドが続いている銘柄は、今後も安定した業績が見込めます。
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