「配偶者が2分の1、子が2分の1」で有名な法定相続分
法律で定められた相続分のことを「法定相続分」といいます。相続人が配偶者だけの場合はすべてを配偶者が相続し、配偶者がいない場合には、子、親、兄弟姉妹がすべてを相続します。同順位の相続人が複数いる場合には、各自の相続分は等しいものとされます。
「配偶者が2分の1、子が2分の1」というのはご存知の方も多いかもしれません。しかし実は、配偶者とともに相続人となるのが第一順位から第三順位のどのパターンかによって、法定相続分が異なるのです。それぞれのパターンごとの法定相続分は、図表2のとおりです。
なお、代襲相続人の法定相続分は、本来相続人となるはずだった人の相続分と同じで、代襲相続人が複数いる場合は、代襲相続人間で均等となります。
子のうち、婚姻関係にある父母から生まれた子を「嫡出子」、婚姻関係にない父母から生まれた子を「非嫡出子」といいます。以前は、「非嫡出子の相続分は、嫡出子の相続分の2分の1」とする民法の規定がありましたが、平成25年に「非嫡出子の相続分を嫡出子の2分の1とする規定は憲法違反である」との最高裁判所の判断を受けて民法の規定が改正。平成25年9月5日以後に開始した相続については、嫡出子と非嫡出子の相続分が同じになりました。
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株式会社IBIC
井野武士(いの・たけし)
事務所名:税理士法人コンパス・ロイヤーズ
早稲田大学教育学部卒業。2014年税理士登録。同年コンパス・ロイヤーズ会計事務所(現 税理士法人コンパス・ロイヤーズ)設立・代表就任。2020年東京オフィス開設。株式会社IBIC代表取締役。相続・事業承継のコンサルティング業務の他、法人、個人の顧問・申告業務などを取り扱っている。
久保和之(くぼ・かつひで)
事務所名:創和会計 久保和之税理士事務所
茨城大学大学院人文科学研究科地域政策専攻(監査論研究)卒。2013年税理士登録。水戸市内の税理士事務所で経験を積み、2014年独立開業。クライアントに寄り添った迅速で的確な提案が信条。株式会社C-suite代表取締役、株式会社IBIC専務取締役
岡田眞輝(おかだ・まさてる)
事務所名:岡田総合法律事務所
東京大学法学部卒。2012年弁護士登録。総合商社勤務や茨城県内での法律事務所勤務を経て、2017年岡田総合法律事務所を開設。民間企業での経験を活かした企業法務の他、相続、離婚、交通事故など幅広い分野を取り扱っている。
渡部俊介(わたなべ・しゅんすけ)
事務所名:みらい中央法律事務所
2014年司法修習修了(67期)。2015年茨城県弁護士会登録。2018年みらい中央法律事務所設立。主に交通事故等の一般民事事件、個人破産等の債務整理、離婚・相続等の家事事件を取り扱っている。地元茨城県に密着した事務所を目指している。
伊藤拓也(いとう・たくや)
事務所名:伊藤司法書士事務所
筑波大学第一学群自然学類数学科卒。2013年司法書士登録。茨城県内での司法書士事務所勤務を経て、2018年伊藤司法書士事務所を開設。他士業とのネットワークを活用し、信託・事業承継等の案件を取り扱っている。
川又晋(かわまた・すすむ)
事務所名:川又司法書士事務所
フランス料理修行等を経て、2006年行政書士事務所を開設。2010年川又司法書士事務所を開設。創業支援、企業法務、成年後見、空き家問題等を中心に取り組んでいる。
宮部正樹(みやべ・まさき)
事務所名:水戸駅南司法書士事務所
東北大学法学部卒。2014年司法書士登録。司法書士事務所勤務を経て、2017年10月に水戸駅南司法書士事務所を開設。親切丁寧な対応で、相続発生前の遺言作成サポート、相続発生後の不動産登記や預金・保険等を含めた遺産承継業務に取り組んでいる。
玉津直広(たまつ・なおひろ)
事務所名:めいせい行政書士事務所
金沢大学法学部法学科卒。茨城県内で金融機関、地方公務員勤務を経て、2014年行政書士登録。めいせい行政書士事務所を開設。相続・遺言手続きを中心に許認可申請・取得など個人から法人業務まで取り扱う。多くのお客様のお力になるべく日々奮闘している。
根本博之(ねもと・ひろゆき)
事務所名:根本行政書士事務所
2010年行政書士登録。測量設計コンサルティング会社で区画整理業務担当。その後、司法書士事務所勤務を経て、2010年根本行政書士事務所を開設。「顧客一人一人に寄り添った丁寧な対応」をモットーに相続・遺言をはじめとして、各種の業務に取り組んでいる。
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