2021年6月7日～6月11日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、若干下落しました。豪ドルレートは週を通して狭いレンジ内で方向感に欠ける動きとなりました。金曜日には米長期金利の上昇につられる形で米ドルが上昇し、豪ドルは下落しましたが、日本円はさほど下落せず、結果として豪ドルの対円相場は若干の下落に止まりました。

（注）左グラフは2020年6月11日～2021年6月11日、右グラフは2021年6月4日～2021年6月11日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは大幅に上昇しましたが、データベースの銘柄入れ替えのためで、実態としては低下しました。主要国の長期金利は、米雇用統計の下振れ等が要因となって低下した米長期債利回りに連れて低下しました。豪州3年国債利回りも、実態としてはその影響を受けて低下（国債価格は上昇）しました。

（注）左グラフは2020年6月11日～2021年6月11日、右グラフは2021年6月4日～2021年6月11日。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、ほぼ横ばいとなりました。特に注目度の高い経済指標の発表は無く、材料難のため、週間を通して豪州株式はほぼ横ばいで推移しました。

（注）左グラフは2020年6月11日～2021年6月11日、右グラフは2021年6月4日～2021年6月11日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、大幅に上昇しました。主要国の長期債利回りの低下を背景に、世界的にリート市場が上昇しました。豪州リートも同様の動きとなり、豪州リート市場は大幅に上昇しました。

（注）左グラフは2020年6月11日～2021年6月11日、右グラフは2021年6月4日～2021年6月11日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2021年6月7日～6月11日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2021年6月15日）