SPACプロセスを成功に導く「テクノロジーの活用」
APACからの関心は驚くべきものではありません。DatasiteとPitchbookが主催した最近のウェビナーでは※10、投票した参加者の73%が「将来的に実行可能なイグジット選択肢としてSPACを検討する」と答えました。同じ参加者は、SPACが今年のPE所有企業の最も一般的なイグジット手段の1つになると予測しています。
※10 Datasite "Exit Trends & Opportunities in Private Equity" FEBRUARY 23, 2021.
より多くのスポンサー、アドバイザー、ターゲット企業が集まってくる中で、スポンサーとターゲットの間の適切な適合性を確保することが重要です。特にスポンサーは、自分に合った企業を見つけ出すまでに、複数のターゲット企業に売り込む必要があります。そのため、適切なM&Aデューデリジェンスソフトウェアの使用を含め、この取り組みを合理化するためには高度なテクノロジーを駆使することが重要なポイントとなるでしょう。
アドバイザー向けには、買い手を確保するために、より効率的でミスのないエンゲージメントを可能にするツールも開発されています。一方、ターゲット企業は、文書やアーティファクトを整理してアクセスできるようにし、常にディールに備えておく必要があります。
世界がパンデミックから立ち直り始めた際には、技術革新を利用してM&Aの方向転換ができるようになっておくことが重要になります。M&Aプロセス全体を効率的かつ効果的に管理するために適切なテクノロジーを採用することは、パンデミック後の世界で企業が生き残るだけでなく、更なる進化を遂げるためにも必要なのです。
清水 洋一郎
Datasite 日本責任者
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】