医者になるのであれば、ぜひとも直してもらいたい
周りには、「これは僕の生きがいだから」と言っています。すべて医者になるための勉強でもあり、そんなこととは無関係な人間教育の話でもあります。しかし、そこから叩き直さないと、勉強が短期間で身につくことは大変に難しいのです。
しかも、そうした努力の果てに、その子が自我を芽生えさせた結果、「医者にはならない」という選択肢だってあり得るわけです。営業的には決してプラスになる話ではなく、私はやはり、経営者としては失格なのかもしれません。
しかし、一人の教育者として、どうしてもそこを避けては通れません。しかも、その部分は、医者でなくても必要な部分ですが、医者になるのであれば、ぜひとも直してもらいたいところでもあるわけです。萎縮した医者、いい加減な医者、チャランポランな医者、コンプレックスの塊のような医者、拝金主義の医者……。そんな医者になどなってほしくないのです。
最初は、勉強の効果を上げるために、学ぶ姿勢を身につけさせることが必要と思って始めたことですが、最近はそうした面だけではなく、つまりは医学部に合格して、国家試験に受かるというだけでなく、立派な医者になってもらうための人間修行の一端をここで始めているという意識が強くなっています。
しつこいようですが、医者という仕事にしっかりコミットできる人間だけに、医者になってもらいたいのです。患者さんと人間的に接し、強さから出てくる愛情を注げる医者になってほしいのです。
長澤 潔志
医学部専門予備校・TMPS医学館代表取締役
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」
■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ
■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】
■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】