拡大する「ESG投資」…環境対策に積極的な企業と株価の関係性 (※写真はイメージです/PIXTA)

「ESG投資」とは、環境・社会・企業統治に配慮している企業に投資することをいいます。ESGの視点を取り入れた運用資産額は増加の一途をたどり、世界で3,000兆円を超えています。今回は、株式会社WealthLead(ウェルスリード)代表取締役シニア・プライベートバンカーの濵島成士郎氏が、ESGに積極的に取り組む企業と株価の関係性について解説します。

【期間限定/参加特典付】
医師だけしか買えない「不動産投資物件」ご紹介WEBセミナー 

「ESG投資」は、環境に配慮した企業に投資をすること

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

2015年にコスタリカ沖で、プラスチックのストローを鼻に詰まらせて苦しんでいるウミガメが発見されました。このニュースをきっかけに、プラスチックやゴミの廃棄による海洋汚染に対する認識が高まり、海の環境を守ろうという意識が世界中で高まりました。

 

そこで素早く行動したのが、スターバックスです。使い捨てのプラスチックストローを2020年末までに全世界で廃止することを決定しました。そのため、現在のスタバでは、プラスチックストローを見ることはないはずです。また、多くの飲食店が「紙のストロー」に切り替えるきっかけにもなりました。

 

このように、サスティナブルな(=持続可能な)未来を築いていこうとする企業に投資するのが「ESG投資」です。そして、このESGは次の3つのことを指します。

 

E:Environment(=「地球環境」)
S:Social(=「社会」地域貢献・女性活躍・ダイバーシティ)
G:Governance(=「企業統治」)

 

つまり、ESG投資とは、

 

・地球環境に取り組む姿勢
・地域貢献
・様々な価値観や多様性を活かした経営
・企業統治はしっかりしているか

 

などの点に着目して投資の判断をすることをいいます。

「ESG投資」と「SDGs」との関係性

ここで重要になってくるのが、「ESG投資」と「SDGs」の関係性です。SDGsとは、貧困撲滅やジェンダー平等、気候変動対策など、2030年に向けて世界が解決すべき17のゴールのことです。

 

企業は、自社の事業領域で17のゴールのうちどれを達成すべく取り組むのかを明確にします。そして、企業のSDGsへの取り組み姿勢を評価して投資の判断に活かすのが、ESG投資です。このESG投資の手法には7つあり、代表的なものを1つ紹介します。

 

◆ネガティブスクリー二ング/ダイベストメント

社会にあまりよくないとされる特定の業界や、環境に配慮していない企業などには投資をしないことをいいます。具体的には、たばこ産業や銃製造会社、環境負荷の大きい石炭を使った火力発電所などには投資や融資はしないことなどが挙げられます。

 

また、2020年9月には、アメリカのGE社が、地球温暖化ガスの排出量の多い火力発電所事業からは撤退すると発表しました。さらに、みずほFGが石炭火力発電所への融資は2050年までに完全に止めることを決めています。

 

現在、ESGの視点を取り入れた運用資産額は増加をたどり、世界で30兆ドルを超えているといわれています。日本円に換算すると、3,000兆円になります。いまや、世界で運用されている資産の3分の1はESG投資です。そのため、SDGsに前向きな企業にはお金が集まる傾向があります。しかし、SDGsに前向きではない企業にはお金が集まらなかったり、引き揚げられたりします。

 

\\11/2(火)開催//
2023年3月末日まで 投資金額4,200万円 ⇒ 2,900万円の 「一括償却」 “コインランドリー事業”

株式会社WealthLead
代表取締役
シニア・プライベートバンカー

1965年神戸市生まれ、千葉県松戸市出身。小学2年生から國學院高校時代までは剣道、信州大学経済学部入学後は夏のバイク、冬のスキーに没頭。

1988年4月、新日本証券(現みずほ証券)入社。生まれ故郷の神戸支店を皮切りに営業店、本社営業企画部門と人事部門、グループ会社での金融プロフェッショナル教育に従事。横浜西口支店等、4店舗の支店長も務める。

2度の合併(2000年新光証券、2009年みずほ証券)はあれど、30年に渡る証券マン人生の大半を富裕層個人と中小企業の資産運用、M&A、IPOに携わる。

駆け出しの頃に飛び込みで開拓したお客さまが後年上場を果たし、そのカッコいい姿を見て「いずれ俺もああなりたい!」と起業を夢見るようになる。

2011年の東日本大震災を目の当たりにして、「やりたいことに挑戦しないまま死んだら絶対に後悔する!」と若いころからの夢である起業を決意。2017年12月末みずほ証券を退職、2018年3月、53歳の時に創業。

全国205名(2021年3月現在)しかいない、日本証券アナリスト協会認定シニア・プライベートバンカー。YouTube『富に導くFAチャンネル』も運営している。

著者紹介

連載豊かな老後を過ごすための「資産形成術」

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

登録していただいた方の中から
毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
会員向けセミナーの一覧