グロース株とバリュー株…投資するメリット・デメリット (※写真はイメージです/PIXTA)

株式市場に関するニュースでは、「グロース株が優位の展開となっています」「グロース株が売られ、バリュー株が買われました」などの表現をすることがあります。本記事では、グロース株とバリュー株、それぞれに投資するメリットとデメリットを、株式会社WealthLead(ウェルスリード)代表取締役シニア・プライベートバンカーの濵島成士郎氏が解説します。

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「グロース株」は、「成長性」が高い企業のこと

「グロース株(成長株)」とは、売上や利益の成長率が高く、その高い成長性を背景に、株価の大幅な値上がりが期待できる株式のことです。革新的なサービスによって新たな市場を創出し、市場シェアを拡大して売上を伸ばす企業が、グロース株に該当します。稼いだお金を投資に回し、赤字を膨らませながら売上を拡大している企業が多いのも特徴です。

 

なお、日本のグロース株では、大企業では「日本電産」や「ファーストリテイリング(ユニクロ)」、最近の企業では「メルカリ」や「マネーフォワード」などが該当します。一方、世界のグロース株では、米国の「GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)」が有名です。

 

また最近では、電気自動車の「テスラ」やオンライン会議システムの「Zoom」などが話題になりました。さらに中国では、eコマース企業の「アリババ」、WeChatの「テンセント」、検索エンジンの「百度(バイドゥ)」などもグロース株に該当します。

 

■グロース株投資のメリット

グロース株投資の最大のメリットは、「大幅な株価の上昇」が期待できることです。いったん上昇トレンドが継続すると、数倍~10倍以上の株価になることもあり、それぞれ次のように呼ばれます。

 

・株価2倍…「ダブルバガー」

・株価3倍…「トリプルバガー」

・株価10倍…「テンバガー」

 

テンバガーの例を紹介すると、【図表1】は、Amazonの株価チャートです。2011年の株価は184ドルでしたが、2021年には17倍の3,186ドルになり、10年間で約17倍になりました。

 

出所:Investing.com
【図表1】Amazonの株価チャート 出所:Investing.com

 

また、【図表2】は、テスラの株価チャートです。2019年末は88.60ドルでしたが、2021年1月8日には10倍の880ドルになり、たった1年でテンバガーを達成しました。

 

出所:Investing.com
【図表2】テスラの株価チャート 出所:Investing.com

 

■グロース株投資のデメリット

一方、グロース株投資のデメリットは、配当がなかったり、配当が少なかったりする企業が多いことです。成長重視の企業は、利益が出ていても配当として還元するのではなく、Amazonのように売上を拡大するために配当を出さずに設備投資に回す企業もあります。また、そもそも赤字で配当を出せない企業も多く、テスラも2019年度までは赤字でした。

 

そして、グロース株投資で最も警戒すべき点は、「株価の大幅下落」です。グロース株は、かなり先の業績を見越して株価がついており、現在の業績からすると割高になっていることが多いため、何かのきっかけで株価が急落するケースがあります。

 

そのため、グロース株は上昇するときも下落するときも変化率が大きいことを認識しておく必要があります。

 

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株式会社WealthLead
代表取締役
シニア・プライベートバンカー

1965年神戸市生まれ、千葉県松戸市出身。小学2年生から國學院高校時代までは剣道、信州大学経済学部入学後は夏のバイク、冬のスキーに没頭。

1988年4月、新日本証券(現みずほ証券)入社。生まれ故郷の神戸支店を皮切りに営業店、本社営業企画部門と人事部門、グループ会社での金融プロフェッショナル教育に従事。横浜西口支店等、4店舗の支店長も務める。

2度の合併(2000年新光証券、2009年みずほ証券)はあれど、30年に渡る証券マン人生の大半を富裕層個人と中小企業の資産運用、M&A、IPOに携わる。

駆け出しの頃に飛び込みで開拓したお客さまが後年上場を果たし、そのカッコいい姿を見て「いずれ俺もああなりたい!」と起業を夢見るようになる。

2011年の東日本大震災を目の当たりにして、「やりたいことに挑戦しないまま死んだら絶対に後悔する!」と若いころからの夢である起業を決意。2017年12月末みずほ証券を退職、2018年3月、53歳の時に創業。

全国205名(2021年3月現在)しかいない、日本証券アナリスト協会認定シニア・プライベートバンカー。YouTube『富に導くFAチャンネル』も運営している。

著者紹介

連載豊かな老後を過ごすための「資産形成術」

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