コロナ禍、ヘルニア患者急増中…腰に負担をかけない「立ち方」「座り方」を医師が紹介

現代日本人の約2800万人が発症している「腰痛」のうち、2~3%が「椎間板ヘルニア」だと言われています。しかし医師に相談しても、具体的な対処法がなかったり、一生治らないと伝えられたり、困っている腰痛患者が多いのではないでしょうか。本記事では、現役医師である伊東信久氏が、椎間板ヘルニアの治療法に関する注意点について解説していきます。

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身体の軸である「重心」を整えるべき理由は?

最近は見かけることがなくなりましたが、”起き上がりこぼし”というオモチャがあります。どんなに強い力で前後左右に押しても起き上がり、倒れることがありません。なぜ倒れないのかというと、本体下部の重心にオモリが入っているからです。逆に、重心が少しズレただけで、起き上がることはできなくなります。

 

人間の身体も同じで、身体の軸である重心が整っていれば、どんなストレスを受けても身体が歪むことはなく、たとえ歪んだとしても元の状態に戻って健康を維持することができます。

 

一方で、私たちの身体には重心がズレても、それでバランスを取る仕組みが備わっています。それが、身体を支えている骨格と筋肉です。猫背は重心が前にズレた状態ですが、それでも前に倒れることなく立っていられるのは、主に筋肉が踏ん張っているからでもあります。その踏ん張りが限界に達し、背骨が歪んだ結果として現れた状態が椎間板ヘルニアです。

 

背骨を横から見ると緩やかなS字カーブを描いています。S字カーブによって重力を分散させ、関節や首、腰、脳への衝撃を吸収しているのです。

 

「気を付け!」の姿勢は、背骨のS字カーブが失われてしまうため、衝撃を吸収することができなくなってしまいます。この姿勢を一般的には「反り腰」といいます。こうした理由から、猫背だけではなく、反り腰も身体に負担をかけるので良い姿勢とはいえません。

「重心が整った良い姿勢」とはどんなものか?

それでは、重心が整った良い姿勢がどのようなものかというと、耳・肩・骨盤の出っ張り・膝・くるぶしの5点が直線で結べる位置にある姿勢です。

 

自分で分かりにくいときは、壁を背にして立ち、肩・お尻・かかとが軽く壁に触れるようにします。この姿勢を覚えておき、普段から意識して気を付けるとよいでしょう。最初は慣れない姿勢に違和感を覚えるかもしれませんが、いつもより長時間立っていても疲れにくかったり、痛みが出にくくなったりすることを実感できると思います。

 

[図表1]姿勢のタイプ

 

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伊東くりにっく、医療法人社団眞愛会 伊東くりにっく院長、医療法人社団眞愛会理事長

神戸大学医学部医学科卒業後、大阪市立大学大学院医学研究科に入学。
修了後、大阪市立大学形成外科医局を経て、麻酔科、脳神経外科、整形外科など多岐にわたる医療現場で活躍する。
「腰痛の悩みを抱える患者が、原因や病名を正しく認知し適切な治療に臨めるように」と椎間板ヘルニアをレーザーで治療するPLDD(経皮的レーザー椎間板髄核減圧術)専門クリニックとして、2006年に開業。また、がんの最先端治療の一つであるNKT細胞がん治療にいち早く着目するなど、「人生100年時代」を見据えた最前線の医療の提供に尽力する。

著者紹介

連載椎間板ヘルニア治療のウソ・ホント

椎間板ヘルニア治療のウソ・ホント

椎間板ヘルニア治療のウソ・ホント

伊東 信久

幻冬舎メディアコンサルティング

多くの現代人の悩みである腰痛・首痛。 その原因の一つである椎間板ヘルニアには、さまざまなウワサがあります。「手術しても完治しない」「安静にしていれば自然に治る」など…。 本書では、そんなウワサの真偽を椎間板…

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