人間は「自分に価値がある」と思わせてくれた相手に好意を抱きます。この効果を利用すれば、上司や部下に気持ちよく動いてもらうことも可能です。メンタリストDaiGo氏が、自身の影響力を高め、人間関係で優位に立つ方法を解説します。※本記事は、『超影響力~歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方』(祥伝社)より抜粋・再編集したものです。

相手に自信を与え、行動させることで信用を得る

信用を得るための3ステップ

影響力のある人は、次の3つのステップを踏むことで効率的に聞き手の信用を得ていきます。

①「シュムージング」で打ち解け
②「ストレングス」で相手に自信を持たせ
③「類似と共通点」で仲間意識を深める


※本記事では、上記3ステップのうち、②「ストレングス」について解説します。

 

●人は自分の行動を後押ししてくれる人を信用する

 

今回解説するのは、聞き手に自信を与え、行動を起こしやすくさせるテクニックです。

 

影響力のある人はいつの間にか周囲の人を巻き込み、味方にし、動かしていきます。この巻き込む力を支えているのが、ストレングスです。

 

人を動かす秘訣(ひけつ)は、自ら行動したくなる気持ちを起こさせること。自ら動いてもらうために必要なのは、命令口調での指示や脅しではありません。人は誰かに認められ、求められていると感じたとき、行動を起こします。

 

そこで、影響力のある人たちは聞き手に自信を持たせるステップを踏み、「私は力にあふれている、行動力がある、能力がある、チャンスがある」といった感覚を持たせ、行動を後押ししているのです。

 

実は筆者もストレングスを頻繁に使っていて、配信する動画で次のようなメッセージを繰り返し発信しています。

 

「このチャンネルを見ているみなさんは、間違いなく多くの知識を得ています。それはおそらく普通の人が一生触れないようなレベルの知識です」

「メンタルが落ち込んでいる夜はどうすればいいか。途切れがちな集中力を回復させるにはどんな方法があるか。何をすれば健康的に痩(や)せることができるのか。どうすればパートナーがあなたの話に耳を傾けてくれるのか」

「みなさんは解決方法となる知識、ツールを持っています。つまり、行動を起こす準備は整っているのです」

 

いずれも噓偽りのない本心です。ただ、それをメッセージとして繰り返し発信しているのは、聞いた人に強さを与えることができると知っているからです。

 

「ここを見れば何か対応策が得られる」と思える動画チャンネルを知っていると、それだけで少し力が湧いてきます。そして、その情報を発信している人、自分の行動を後押ししてくれる人を信用するようになっていくのです。

 

(※画像はイメージです/PIXTA)
(※画像はイメージです/PIXTA)

 

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超影響力~歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方

超影響力~歴史を変えたインフルエンサーに学ぶ人の動かし方

メンタリストDaiGo

祥伝社

歴史的に紐解くと、メンタリストというのは、元々は欧米において政治家のブレーンとして、演説の原稿を用意し、話し方や身振り手振りの効果的な活用法をアドバイスし、大衆の心を動かす伝え方の手助けをしてきた存在でした。 …

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