資金が尽きるか、そうでなくても損失が大きくなり、株式市場から「退場」してしまう投資家は珍しくありません。では株式市場からの退場を防ぐためには、どのような心構えで投資をおこなえばよいでしょうか。いくつかのポイントを見ていきましょう。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

複利の力を利用して何年も投資を続ける

そして、投資では複利の力を利用するべきです。

 

1年間で元本の5%の利益を上げ、翌年その5%を再投資してさらに5%の利益を上げ、さらにその利益を再投資して5%の利益を上げ……、と複利で5%の利益を毎年積み重ねていくと、10年で最初の資金は約1.63倍になります。そしてそれが20年になれば、約2.65倍になります。

 

これが年10%になれば、5年で約1.61倍、10年で約2.59倍、15年で約4.18倍、20年で約6.73倍になります。

 

さらに、前述の時期のバフェット氏のように年30%ならば、5年で約3.71倍、10年で約13.79倍、15年で約51.19倍、20年で約190.05倍となります。

 

これが複利の力です。

 

ですから、短期での過大なリターンを求めず、その代わりに複利の力を利用して、何年も続ける気持ちで投資をおこなっていれば、退場も防げるのではないでしょうか。

 

■まとめ

株式投資で退場しないためには慎重さが重要

 

株価というのは常に大暴落する可能性があります。ですからまず、それを想定した投資をするべきなのでしょう。そして、短期での過大なリターンを求めず、複利の力を利用して、何年もかけて資金を増やしていくつもりでおこなうのが賢明です。

 

これらの慎重な心構えを持っていれば、株式市場からの退場も防ぐことができるのではないでしょうか。

 

 

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