東京富士大学の入試広報部入試部長、IR推進室長/教授である鬼木一直氏は書籍『デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方』のなかで、前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力が身に付き子どもの可能性を最高に伸ばす家庭教育メソッドについて解説しています。

「イエス、ノー」で答えられない質問が効果的

子どもとの会話が大切だと考え、

 

「さっちゃんと楽しく遊んだ?」

「ケンカはしなかった?」

 

などと質問することがあると思います。もちろん、会話をすること自体とても素晴らしいことですが、せっかくならば、「イエス、ノー」では答えられない質問を増やすといいでしょう。

 

「楽しく遊んだ?」と聞かれれば、「うん。」となりますが、子どもながらにいろいろなことがあったはずです。大人のように順序立てて話をすることは難しいことですが、「今日は遊びに行ってどんなことがあった?」と聞けば、いろいろと話してくれると思います。

 

日本では、小学校に入ってから“勉強”を始めると思っている親が多いようですが、あえて計算やひらがなを教えない保育園や幼稚園があるのは、暗記の癖をつけないためです。決して計算やひらがなを教えてはいけないと言っているわけではなく、日常の生活、会話、読み聞かせなどの中で、自然に計算やひらがなを覚えていくことはむしろ素晴らしいことです。

 

普段の生活、会話、読み聞かせが重要(画像はイメージです/PIXTA)
普段の生活、会話、読み聞かせが重要(画像はイメージです/PIXTA)

 

子どもは、大人よりも多くのことに関心を持ち、たくさんの感動の中で生活をしています。「イエス、ノー」以外の質問に対して、うまく説明できない時はじれったいとは思いますが、考えている大事な時間なのでじっくり聞いてあげましょう。

 

【ここがポイント】

子どもは感受性が豊かで大人よりも多くのことを感じながら生活をしています。その思考の素を、会話によってできるだけ引き出してあげましょう。発信力、働きかけ力、創造力などがどんどん高まっていきます。

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】4月25日(木)開催
【税理士が徹底解説】
駅から遠い土地で悩むオーナー必見!
安定の賃貸経営&節税を実現
「ガレージハウス」で進める相続税対策

 

【資産運用】5月8日(水)開催
米国株式投資に新たな選択肢
知られざる有望企業の発掘機会が多数存在
「USマイクロキャップ株式ファンド」の魅力

次ページ理科、社会は暗記科目ではない

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方』より一部を抜粋したものです。最新の税制・法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方

デキる社会人になる子育て術 元ソニー開発マネージャが教える社会へ踏み出す力の伸ばし方

鬼木 一直

幻冬舎メディアコンサルティング

親の小さな心がけで、子どもの未来は大きく変わる!前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力が身に付き子どもの可能性を最高に伸ばす家庭教育メソッド。すぐに役立つ、子どもがすくすく育つ、企業のマネジメントと教育現場…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧