男女の賃金格差…男性100に対して女性は74.3
厚生労働省『賃金構造基本統計調査』で男女別に賃金カーブをみると、男性は「50~54 歳」で 42万3700円、女性も「50~54 歳」で27万5800円でピークに。男性に比べ女性は 賃金カーブは緩やかで、平均勤続年数は、男性 13.8年、女性 9.8年と、4年ほどの差が生じています(図表1)。
平均給与の男女格差は、平成元年(1989年)に男性100%に対し、女性は60.2%だったのが、平成12年(2000年)に65.5%、平成22年(2010年)には69.3%、令和元年(2019年)に 74.3%と、年々縮小しています。
平成元年 60.2%
平成5年 61.6%
平成10年 63.9%
平成12年 65.5%
平成15年 66.8%
平成20年 67.8%
平成22年 69.3%
平成25年 71.3%
平成30年 73.3%
令和元年 74.3%
とはいえ、まだまだ男女で25ポイント近くの賃金差が存在しています。男女の賃金格差、その要因のひとつが結婚、その先の出産・育児にあります。男性の場合、結婚や出産を機に仕事を辞める、という選択をする人はほとんどいないでしょうが、女性の場合、働き方を見直すケースが多く、平均賃金に反映されているのです。
厚生労働省によると、平均初婚年齢は男性が31.2歳、女性が29.6歳。そして第1子誕生時の母親の平均年齢は30.7歳。夫婦は30歳前後に、共働きか、それとも片働きかの選択が生じます。
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