何かと便利なコンタクトレンズですが、角膜上皮障害など、目の病気を患うリスクがあります。鈴木眼科グループの鈴木高佳氏が、新型コロナウイルスの感染リスクも交えながら、コンタクトレンズの注意点について解説していきます。

放っておくと大変なことに?目の緊急事例

Q5 眼鏡やゴーグルを使えば、感染から目を守れるでしょうか?

 

眼鏡やゴーグルを装用すれば新型コロナウイルスの飛入を、ある程度は抑えることができますが、完全ではありません。レンズのない側面や上下の隙間から、ウイルスが侵入する可能性があります。

 

また、眼鏡やゴーグルに触れた手で目をこすってしまうと、かえって感染のリスクを高める可能性もあることに注意してください。

 

Q7 外出を控えるように言われていますが、眼科を受診しても大丈夫ですか?

 

全国の眼科では、日頃よりウイルス性結膜炎の感染に十分に注意しています。そのため新型コロナウイルス感染症に対しても、医師やスタッフがマスク装着や手指消毒の徹底、診察室の換気など、安全対策を十分に行っております。

 

むしろ、怖がってしまうあまりに受診を控えすぎて、診察を受けるタイミングが遅れたり、いつも使う目薬が途切れて、病気を悪化させることのないようにしましょう。

 

以下のような症状がある場合、早い対応(適切な時期の対応)を要する可能性があります。お近くの眼科にご相談ください。

 

1.急激な視力低下を感じて、数時間~半日たっても戻らない場合

2.急激な視野異常(視野の一部が欠けるなど)を自覚する場合

3.充血をともなう目の激痛を自覚する場合

4.頭痛や吐き気をともなう目の痛みが続く場合

 

ただし、病院側が患者様に対してコロナウイルス感染症が強く疑われると判断した場合には、その医療機関から別の適切な医療機関に紹介される場合があります。

(日本眼科医会ホームページより)

 

鈴木 高佳

鈴木眼科グループ代表

 

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鈴木 高佳

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