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調査官は重加算税をかけたがる
相続税の「税務調査」の実態と対処法
「見せてください」「どうぞどうぞ!」逆に怪しい…
■通帳・証券・印鑑の確認
調査官は必ず「通帳や印鑑はどこに保管していますか?」と聞いてきます。多くの場合、保管場所は書斎や寝室の机の引き出し、金庫の中などが多いですが、保管場所が分かると「それではそこを見せてもらえますか」といって現場の案内を求めてきます。
調査官に与えられているのは、質問と検査をする権利だけで、他人のものを勝手に触ることは許されていません。そこで、相続人に「中を開けて見せてください」と指示して中身を取り出してもらい、一つひとつ手に取って確認していきます。
以前、この現物調査の段階でヒヤリとしたことがありました。事前の打ち合わせのとき、お客さまに「調査官が見ることがあるので、引き出しの中を整理しておいてください。場合によっては引き出しごと運び出して、じっくりと中身を確認されますからね」とお願いしておいたのですが、実際の税務調査のとき、思いがけない行動に出たのです。
「通帳や印鑑類の保管場所を見せてもらえますか」という調査官に、普通なら「そこまで調べるんですか」というためらいを見せるところですが、このときのお客さまは待ってましたとばかりに「どうぞどうぞ。引き出しごと持って行っていいわよ」と何の不安もなく胸を張って快く応じるではありませんか。今となっては笑い話ですが、私は内心「ああ、準備しているのが見え見えになってしまった」と肝を冷やしました。
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