前回は、マンションの建設計画において、なぜ住む人よりも経済効率が優先されるのかを説明しました。今回は、効率優先の設計だと見破りやすい「バルコニー」を例に、マンション業界の問題点を見ていきましょう。

容積率を使い切るために「バルコニー」が利用される

建物を外から見ただけで、効率優先の設計ということがわかる典型的な例としては、間口の半分しかバルコニーが設置されていないマンションが挙げられます。

 

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本連載は、2011年3月23日刊行の書籍『本物マンション購入計画』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

本物マンション購入計画

本物マンション購入計画

鈴木 雄二

幻冬舎メディアコンサルティング

人生最大の買い物を間違えたくないと、慎重に選ぶマンション。しかし、誰もがマンション選びの常識と思っている情報が、実は売り手の都合に塗り固められたものだとしたら…。本書の前半では、住み心地よりも効率優先で作られる…

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